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議会からのメッセージ②(山口みさえ)
コロナ禍の劣悪で悲惨な実態の改善へ全力
芦屋市議会議員
山口みさえ
2022/02/09
県の行革計画の中で宝塚保健所への統廃合が予定されている芦屋保健所
この間、コロナ禍で鮮明になる社会の矛盾や制度の不備を、現場や市民の声を集めて必死に訴え続けてきました。ひっ迫する医療機関や保健所、孤立や格差が広がる介護や教育の現場、市民からの深刻な暮らしの相談、コロナ関連施策への不満について実態調査や聞き取り調査をしながら明らかにしてきました。
そして、今起こっている矛盾や不備は今に始まったことではなく、1990年代から公的現場や市民の暮らしを犠牲にして行われてきた行革の姿が先鋭化しているだけだということも訴えてきました。
公立病院は、感染病床を含めて減らし続け、芦屋病院でも行革の中で272床あったのを199床に減らし、感染病棟も結核治療が進む中で廃止されてきました。地域医療構想で兵庫県下15の公立病院を統廃合するはずだったのが、今はとりあえず止まっている状況です。
保健所についても、この30年間で全国では852から469と削減され、芦屋市にある保健所も宝塚へ統廃合される計画が兵庫県の行革の中で進められ、このコロナ禍にあっても統廃合計画は中止とはならずに延期にとどまっています。
介護や福祉現場の劣悪な労働環境も国は少しの協力金で我慢させようとしています。低賃金のうえ、慢性的な人員不足は利用者へのサービスの低下に直結しています。
教育現場は、誰もが平等に公教育を受ける権利が破壊され、コロナ禍で人権教育は崩壊しています。
市が設置しているコロナ関連の相談窓口や通常業務での窓口相談も深刻化しており、格差が大きくなっています。職場や家庭内での不安や不満のはけ口は、弱い高齢者や子どもや女性や障がい者へと向かい、現場は疲弊し、何のために働いているのかと思わされるほど、やりがいすらも奪われている状況です。社会全体の閉塞感は、DV、いじめ、犯罪、自死の増加へと連鎖しています。
この間つかんだ実態を、議会を通して全力で行政に改善を求めることに頑張っているのは当然ですが、私が今悩んでいるのは、その劣悪で悲惨な実態がコロナ禍でより悪化していることと、また、それを怒りとして持ち寄り、交流する場をコロナ禍ゆえに満足に保障できていない状況が3年も続いていることです。これまでとは違う運動のスタイル、闘い方が求められているのだろうと実感しています。
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この間、コロナ禍で鮮明になる社会の矛盾や制度の不備を、現場や市民の声を集めて必死に訴え続けてきました。ひっ迫する医療機関や保健所、孤立や格差が広がる介護や教育の現場、市民からの深刻な暮らしの相談、コロナ関連施策への不満について実態調査や聞き取り調査をしながら明らかにしてきました。
そして、今起こっている矛盾や不備は今に始まったことではなく、1990年代から公的現場や市民の暮らしを犠牲にして行われてきた行革の姿が先鋭化しているだけだということも訴えてきました。
公立病院は、感染病床を含めて減らし続け、芦屋病院でも行革の中で272床あったのを199床に減らし、感染病棟も結核治療が進む中で廃止されてきました。地域医療構想で兵庫県下15の公立病院を統廃合するはずだったのが、今はとりあえず止まっている状況です。
保健所についても、この30年間で全国では852から469と削減され、芦屋市にある保健所も宝塚へ統廃合される計画が兵庫県の行革の中で進められ、このコロナ禍にあっても統廃合計画は中止とはならずに延期にとどまっています。
介護や福祉現場の劣悪な労働環境も国は少しの協力金で我慢させようとしています。低賃金のうえ、慢性的な人員不足は利用者へのサービスの低下に直結しています。
教育現場は、誰もが平等に公教育を受ける権利が破壊され、コロナ禍で人権教育は崩壊しています。
市が設置しているコロナ関連の相談窓口や通常業務での窓口相談も深刻化しており、格差が大きくなっています。職場や家庭内での不安や不満のはけ口は、弱い高齢者や子どもや女性や障がい者へと向かい、現場は疲弊し、何のために働いているのかと思わされるほど、やりがいすらも奪われている状況です。社会全体の閉塞感は、DV、いじめ、犯罪、自死の増加へと連鎖しています。
この間つかんだ実態を、議会を通して全力で行政に改善を求めることに頑張っているのは当然ですが、私が今悩んでいるのは、その劣悪で悲惨な実態がコロナ禍でより悪化していることと、また、それを怒りとして持ち寄り、交流する場をコロナ禍ゆえに満足に保障できていない状況が3年も続いていることです。これまでとは違う運動のスタイル、闘い方が求められているのだろうと実感しています。