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陳情制度の活用で地域に民主主義を広める
              西脇市議会議員 村井正信

2022/01/19
 昨年10月に行われた西脇市議会議員選挙時には、皆様にたいへんお世話になりました。ありがとうございました。これから4年間、市民生活が少しでも向上するように精一杯頑張ります。
 私の大きな課題は、西脇市における小・中学校の統廃合の問題と、陳情制度を活用して市民の声が市政に反映されることを広めていくことです。
 学校統廃合問題では、教育委員会の方向性は1学年2クラスを適正規模としています。私の住む地区では2小学校があり、卒業生は地区内の中学校にいきます。2小学校が合併したとしても1学年2クラスにならず、他地区の小学校、中学校に通学することになり、私が住む地区には学校そのものが無くなってしまいます。学校の存在は地域にとってかけがえのないもので、学校のない地域には子どもの声は聞こえないし、そのような地域に人は住もうと考えないと思います。この問題は地域に突き付けられた地域の存続にも繋がる大きな問題ですので、地域に住む人々に声をかけ共に考えていきます。
 市議会議員になって痛感したことは、「主権者は市民」だということです。市民は自分たちの生活を良くするために市長や議員を選び、改善の実践を代行してもらうことになります。すなわち、主権者である市民は市長や議員の雇用主ともいえるのではないでしょうか。しかし、双方ともその認識に欠ける人が多いのが現状と思われます。改善策として、市民が主権者であることを実践するため、議会における陳情制度を活用したいと考えています。市民が地域での改善を求める声や、自分たちの要望事項を陳情という形で議会に要望し、市政に反映していくのです。西脇市議会では、西脇市民であれば一人でも陳情を受付け、常任委員会で発言してもらい、議員で議論し、採択するか否かを決めます。この制度を使ってもらうことで地域に民主主義を広めていきたいと考えています。