新社会兵庫ナウ

地域ユニオンあちこちあれこれ381

2021/11/30
物販のお願いで希望と新鮮な気持ちに
 
 但馬ユニオンは、物販活動の取り組みを組織づくりと財政づくりの一環として、ひょうごユニオンと「ぴぃぷる」の物販を一体のものとして取り組んでいる。2020年のリンゴは約140箱、2021年のソーメンは65箱売りさばいた。
 私自身は但馬全域で取り組んでいるが、単組への要請の担当地域は南但馬である。これまでの多くの要請が、私の場合は支部の三役か書記局の書記さんにお願いするという形式で終わっていることが多かったが、今回はもう一歩踏み込んで取り組んだ状況と得た教訓を報告したい。
 A労組にはユニオン組合員がいるので、昼休みに機関紙やニュースなどの資料をY局構内の喫煙スペースに持っていく。そこでユニオンの組合員を通して副支部長に要請したところ、「執行委員会で相談してみます」との回答を得た。また、組合員(元全逓時代の副支部長)にお願いをしたところ、即答で注文をいただいた。個々の組合員との繋がりも大切にしながら、支部に何度も足を運ぶことによって、当たり前に取り組んでもらえるのではないかと思う。A労組の組合員とも顔見知りになり挨拶してもらえるようになったことが大きい。
 B労組は民間の組合だが、これまでも必ず別室で対応していただき取り組みの協力もしていただいている。今回は昼休みに訪問したこともあって、委員長(前書記長)と新書記長に対応してもらえた。二役とも若いが、新書記長はさらに若い人で、少し緊張している感じが伝わってきた。このように世代交代が進んでいけばいいなと思った。新書記長を紹介してもらえたことが何よりも嬉しいことだ。
C労組の場合には、書記局で事前に役員構成と南但馬の分会を教えてもらって訪問することにした。書記さんが親切に事前に連絡を入れてくれていたので話がスムーズに進み、副支部長のSさんとは初対面だったが、Sさんの運動への意欲と熱意に私のほうが圧倒された。ここ数十年の運動の中でこのような人に出会ったことがない。
 もちろん、こちらの気持ちが十分に伝わらないこともあるが、しかし、この経験は何だかこれからの運動に希望を持たせてくれたように感じられた。
岡田一雄(但馬ユニオン委員長)