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コロナ禍での苦闘などを交流
ひょうご地域労働運動連絡会が総会

2021/11/30

コロナ禍の中でさまざまな制約を受けながらもがんばってきた活動を報告・交流しあった=11月20日、神戸市勤労会館 
 県内の7つの地区労(センター)、6つの労働組合、そしてJPネットの14団体が参加するひょうご地域労働運動連絡会(酒井浩二議長、2004年結成)は11月20日、神戸市勤労会館で第18回総会を開いた。
 総会の冒頭、酒井議長があいさつ。リベラルが破れた総選挙結果や連合の動向、コロナ禍での弱者攻撃、さらに労働組合否定の関生弾圧などから現代社会のファシズムへの傾斜を危険視。労働運動が問われているとして、「いま私たちが声をあげなければ労働運動に未来は訪れないことを肝に銘じよう」と訴えた。
 議案提案では、春闘講演会が開けなかったり、全国地区労交流会も中止されるなど、コロナ禍のなかで多くの制約を受けて十分な活動ができなかった昨年度の実情が述べられるとともに、活動目標としては次世代の育成、次世代への継承が重要な課題だと強調された。
 議案可決後は、出席した各団体からそれぞれの活動報告が行われた。市民団体とともに今年は形を変えながらも開催を継続した10・21国際反戦デーの取り組み(芦屋地労協)やピースフェスタの取り組み(明石地労協人権平和センター)など平和運動の報告のほか、神戸地区労からは当事者によって、組合員へのパワハラ、安全配慮義務違反、交渉拒否と労働組合に不誠実な対応をつづける会社と闘争中の神戸ワーカーズユニオン神戸電化工業分会のたたかいなどが報告された。
 厳しい組織状況のなかでの組織維持のための苦労や努力も共通して報告された。