トピックス

頼もしい高校生平和大使
高校生平和大使を支援する兵庫県実行委員会の第2回総会で発言

2021/10/27
応援理由など質問に答える高校生平和大使と大使サポーターたち=10月10日、神戸市中央区
 高校生平和大使を支援する兵庫県実行委員会の第2回総会が10月10日、神戸市内で開かれた。
 昨年は兵庫県では2人の高校生平和大使が任命されたが、今年の第24代大使には小林聖心女子学院高3年の岡本美里さん(17)1人(全国で35人)と、今年新設された平和大使サポーターに4人が任命されている。今年もコロナ禍のためジュネーブ(国連欧州本部)派遣は叶わず、8月に長崎で研修会があり、12月には全国の結団式があるという。
 総会に出席した高校生平和大使とサポーターは、質問に答えてそれぞれの応募理由などを語った。
 このうち、岡本さんは「長崎への修学旅行のときに校長先生から『被爆した人たちにとっては、ピースサインは米兵のヴィクトリーサインと同じで傷つけるので、写真を撮るときにはピースサインはしないように』と言われて分かっていたのに、また事前学習もずいぶんしていたのに、思わずピースサインをしそうになった。相手の気持ちを思いやることができない想像力のないことが恥ずかしく、自分の想像力をつけていきたいと思い、応募した」と述べた。さらに、「ドイツでは加害国としても戦争に向き合うように学校で学んでいる。韓国では被害国として戦争について考えているのか、また、アメリカでは日本の真珠湾攻撃をどうとらえているのか、それらをきちんと知り、学びたい」と、今後の交流への期待なども語った。