新社会兵庫ナウ

地域ユニオンあちこちあれこれ(375)

2021/08/24
新しく書記長に就任しました
 
 あかし地域ユニオン(金平博委員長)の今年2月の定期大会は、コロナ禍のため残念ながら書面議決で行われたが、その大会で私が書記長を引き受けることになった。以前から書記長にと打診されていたし、今年でJP職場を完全に退職することになっていたので、責任重大ではあるが引き受けることになった。
 書記長に就任してから、まずは執行委員会については月に1回の開催なので、ユニオンの1カ月の活動報告をできるだけ正確に、各分会・組合員の1カ月の動きをできるだけ細かくレジュメに掲載し、要求書や回答書や交渉報告などの資料を豊富にして、執行委員の方々と1カ月間の日々の情報を共有化することを意識しながら活動に取り組んでいる。
 今年に入ってからは、労働相談の数が増えているような気がする。しかも明らかに解雇案件が増えている。淡路の病院での看護師2人の懲戒解雇、加西市の訪問看護ステーションでの看護師2人の解雇、明石市内の機械工場で働く23歳の労働者に対する懲戒解雇など、会社の一方的で、法律をも無視する取り扱いによって不利益を被る労働者が後を絶たない。今また、この春に解雇された派遣労働者から相談があり、交渉の準備を進めている。
 ちょっとはましと思われる会社は、交渉して解決した場合もあるが、非常識な会社は交渉を重ねても全く解決しない。その場合は訴訟を考えることになるのだろうが、多くの組合員には難しい判断になる。それでも、できるだけ組合員の気持ちを第1に考えていかなければと思っている。
 課題は、あかし地域ユニオンにはいま100人を超える組合員がいるが、労働相談や団体交渉に参加できる人は限られており、同じメンバーで回している状況である。
 まずは手分けして動けるだけのスタッフを揃えること、そして、執行部も高齢化しているので1人でも2人でも若い活動家をユニオンに組織することが急務だと考えている。
次本 理(あかし地域ユニオン書記長)