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おんなの目(2020年1月21日号)
2020/01/21
悲喜こもごものお正月
2020年の我が家の幕開けは、埼玉に住む息子一家が来て、普段は会えない2才と9ヶ月の孫2人と賑やかに過ごせて良い正月だった。息子の妻は今は専業主婦だが、息子は今どきの育メンでお風呂に入れるのはもちろん、ミルクをやったり、オムツを替えたり、当たり前のようによくしていた。驚いたのは、人見知りの始まった9ヶ月の孫が私の顔を見ると泣くのに、じいじ(夫)には懐き、泣かずに抱かれていたことだ。ちょっと妬ける。夫は自分の子育ての時は共働きなのに毎晩帰りが遅く、お風呂も私1人で裸で走り回って2人の子を入れていた。昔、大変やったんやで!
90才の認知症の母も普段はあまり表情が無いが、ひ孫を見ると笑顔も出た。
「孫一家来て嬉し、帰って嬉し」で1月4日に一家が帰り、布団を干したり、荷物を送ったり、後片付けもほぼ済んで、ちょっとゆっくりしようかと思った翌日の日曜の朝、母のオムツを替えようとしたら鮮血混じりの便でびっくり!母は以前から通っていた近所の内科医に今は往診してもらっているが、特に今まで問題がなく、医師と24時間契約をしているわけでもなく、訪問看護も来てもらってなかったので、慌てた。新聞の「当直医」欄で「急病診療所」を探してあちこち電話をしてみたが、その返答は「今日は外科のドクターがいないので無理です」とか「内科で診れますが、インフルエンザの患者さんで溢れてて2時間待ちです」とかいうものだった。ああ、日本の休日医療は貧困だ!とても90才の母を連れては行けない。思い余って休みの主治医に電話してみると外出中で、なかなか連絡が取れずヤキモキした。ようやく「下血が1回だけなら様子をみましょう。軽い食事をしてもよい」と指示をもらい、ホッとひと息。遅めの朝食後ひと眠り、昼食も遅めに摂り、また昼寝。ところがまた夕方、3回も下血。仕方なく車で1時間かかる遠くの病院にも聞いてみたが、同様に2時間待ちとのことで、「寝かせて明日朝まで待とう。夜中、急変したら救急車を呼ぶしかない」と腹を括った。
幸い無事、朝を迎えたがやはり下血が続き、以前、母が胃潰瘍で入院したことのある病院へ夫と2人がかりで車に乗せて連れて行った。ところが、「うちは今、消化器外科が無いので検査できないし他所へ行かれた方がいい」と体よく断られた。「昨日も電話しているのにその時、言ってくれ!」と腹が立ったが、また母を乗せて別の病院に向かった。そこは親切に丁寧に診て下さり、検査も本人に負担の少ないCTで、ドクターも「あまり長い入院だと弱ってしまうので」と高齢者のこともよく理解して下さっており、翌日にはリハビリの理学療法士も手配して下さっていた。絶食と止血剤の点滴で下血もほぼ止まって回復に向かっており、一安心だ。
悲喜こもごも、バタバタで医療の現実に身をつまされた正月だった。
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2020年の我が家の幕開けは、埼玉に住む息子一家が来て、普段は会えない2才と9ヶ月の孫2人と賑やかに過ごせて良い正月だった。息子の妻は今は専業主婦だが、息子は今どきの育メンでお風呂に入れるのはもちろん、ミルクをやったり、オムツを替えたり、当たり前のようによくしていた。驚いたのは、人見知りの始まった9ヶ月の孫が私の顔を見ると泣くのに、じいじ(夫)には懐き、泣かずに抱かれていたことだ。ちょっと妬ける。夫は自分の子育ての時は共働きなのに毎晩帰りが遅く、お風呂も私1人で裸で走り回って2人の子を入れていた。昔、大変やったんやで!
90才の認知症の母も普段はあまり表情が無いが、ひ孫を見ると笑顔も出た。
「孫一家来て嬉し、帰って嬉し」で1月4日に一家が帰り、布団を干したり、荷物を送ったり、後片付けもほぼ済んで、ちょっとゆっくりしようかと思った翌日の日曜の朝、母のオムツを替えようとしたら鮮血混じりの便でびっくり!母は以前から通っていた近所の内科医に今は往診してもらっているが、特に今まで問題がなく、医師と24時間契約をしているわけでもなく、訪問看護も来てもらってなかったので、慌てた。新聞の「当直医」欄で「急病診療所」を探してあちこち電話をしてみたが、その返答は「今日は外科のドクターがいないので無理です」とか「内科で診れますが、インフルエンザの患者さんで溢れてて2時間待ちです」とかいうものだった。ああ、日本の休日医療は貧困だ!とても90才の母を連れては行けない。思い余って休みの主治医に電話してみると外出中で、なかなか連絡が取れずヤキモキした。ようやく「下血が1回だけなら様子をみましょう。軽い食事をしてもよい」と指示をもらい、ホッとひと息。遅めの朝食後ひと眠り、昼食も遅めに摂り、また昼寝。ところがまた夕方、3回も下血。仕方なく車で1時間かかる遠くの病院にも聞いてみたが、同様に2時間待ちとのことで、「寝かせて明日朝まで待とう。夜中、急変したら救急車を呼ぶしかない」と腹を括った。
幸い無事、朝を迎えたがやはり下血が続き、以前、母が胃潰瘍で入院したことのある病院へ夫と2人がかりで車に乗せて連れて行った。ところが、「うちは今、消化器外科が無いので検査できないし他所へ行かれた方がいい」と体よく断られた。「昨日も電話しているのにその時、言ってくれ!」と腹が立ったが、また母を乗せて別の病院に向かった。そこは親切に丁寧に診て下さり、検査も本人に負担の少ないCTで、ドクターも「あまり長い入院だと弱ってしまうので」と高齢者のこともよく理解して下さっており、翌日にはリハビリの理学療法士も手配して下さっていた。絶食と止血剤の点滴で下血もほぼ止まって回復に向かっており、一安心だ。
悲喜こもごも、バタバタで医療の現実に身をつまされた正月だった。