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いま、病院は? 看護師さんに聞く
コロナ重症者床は満床
2021/05/25
新型コロナウイルスは感染力の強い変異株に置き換わって感染拡大は収まりをみせず、重症者数、死者数が増えている。そんな状況の中のある公立病院の実情の一端を看護師のAさんに伺った。【編集部】
◇
私の勤める病院のコロナ重症病棟にはベッドは12あるが、2月くらいまではゼロ人だったのが、最近は10〜12人が入っていてほぼ100%、満床状態だ。その部署には看護師が110人ほど配置されていて、昼夜4人1組のチームとなって回している。
また、コロナ中等症病棟にも50人ほどの看護師が投入されている。
それらの病棟に看護師を配置するために、いくつかの一般病棟や救急病棟の一つを閉鎖したり、ベッド数を減らしたりして看護師を浮かし、出している。
当然、その影響は他の病棟にも出てくる。自分の部署は本来は3人夜勤体制で24人の看護師が必要だが、いま、そのうちの8人がコロナ病棟に出ているため、2人夜勤体制となっている。2人夜勤と言っても休憩中などは1人で、実質は「1人夜勤体制」で、その時、ナースコールが同時に鳴るとたいへんだ。認知症の患者さんもいるし、緊急入院もあるから、ペアの相手が1年目の人だったりすると、その人を残して先輩がおちおち休憩もしていられない。
さらに、重症病棟にはある程度のベテランを出さないといけないから、一般病棟でスキルの高い人はどんどん重症病棟にもっていかれる。そして、重症病棟に行ってしまうと、そこでの仕事はハードなうえに、交代ができず、通常なら元の職場で着実に積めるはずのスキルアップのための機会や経験が減るという問題も生じている。先が見えないためのストレスなどもあってたいへんだ。
一般病棟の方でも、ベッド数が減っているため、ある診療科の病棟が分散されて、他の病棟の空床に入院というケースが出ている。そうなると担当医は院内を走り回らないといけなくなっているし、看護師の方も慣れていない診療科や患者さんのために病状の予測が立たないとか、慣れていないための不安があって厳しいという事態も生じている。
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私の勤める病院のコロナ重症病棟にはベッドは12あるが、2月くらいまではゼロ人だったのが、最近は10〜12人が入っていてほぼ100%、満床状態だ。その部署には看護師が110人ほど配置されていて、昼夜4人1組のチームとなって回している。
また、コロナ中等症病棟にも50人ほどの看護師が投入されている。
それらの病棟に看護師を配置するために、いくつかの一般病棟や救急病棟の一つを閉鎖したり、ベッド数を減らしたりして看護師を浮かし、出している。
当然、その影響は他の病棟にも出てくる。自分の部署は本来は3人夜勤体制で24人の看護師が必要だが、いま、そのうちの8人がコロナ病棟に出ているため、2人夜勤体制となっている。2人夜勤と言っても休憩中などは1人で、実質は「1人夜勤体制」で、その時、ナースコールが同時に鳴るとたいへんだ。認知症の患者さんもいるし、緊急入院もあるから、ペアの相手が1年目の人だったりすると、その人を残して先輩がおちおち休憩もしていられない。
さらに、重症病棟にはある程度のベテランを出さないといけないから、一般病棟でスキルの高い人はどんどん重症病棟にもっていかれる。そして、重症病棟に行ってしまうと、そこでの仕事はハードなうえに、交代ができず、通常なら元の職場で着実に積めるはずのスキルアップのための機会や経験が減るという問題も生じている。先が見えないためのストレスなどもあってたいへんだ。
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