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戦争させない1000人委員会ひょうご
シンガーソングライター 川口真由美さんのトーク&ライブ

2021/03/09
川口真由美さん(上)が「1000人委員会兵庫」の「19日行動」としてトーク&ライブを行った=2月17日、神戸市中央区
 「戦争をさせない1000人委員会ひょうご」は2月17日、2月の「19日行動」として、シンガーソングライターの川口真由美さんを招いたトーク&ライブを神戸市中央区のラッセホールで開いた。緊急事態宣言下であったが、感染防止対策を講じライブ配信も併用しての開催となった。
 開会にあたり同委員会の坂本三郎共同代表は、「コロナ禍の中、1000人委員会ひょうごは高校生平和大使の支援や毎月の『19日行動』を行ってきた。地域から運動を強め、菅政権の暴走を阻止しよう」とあいさつ。
 京都在住の川口さんは、もともとは路上ライブで人権や反戦平和を訴えていたミュージシャン。高江のヘリパッド建設反対闘争で沖縄の現地の闘争に触れ、今は辺野古新基地建設反対闘争の現地へ月1回は赴き、歌や踊りを通して連帯を続けている。
 ライブでは、「辺野古に初めて行き山城博治さんに紹介されて歌ったとき、“歌には力がある”と教えられた」、「日本の端っこの沖縄、しかも辺野古で『民主主義の砦』『ここから日本を変える』と訴える姿に私自身が力をもらった」などと語りながら平和への思いを歌った。
 また、香港や韓国、台湾などアジアの人権・平和運動と連帯する川口さんは、香港の民主化デモで亡くなった若者を追悼する曲も披露した。
 「音楽活動を通して“戦争反対”“基地建設反対”などの政治的主張はしてはいけないという雰囲気を感じる。『戦争をしたらあかん』とさえ言えない社会はおかしい」と結んだ。(荒西)