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【新型コロナ問題を考える集い】
新社会党灘総支部が 新型コロナ問題を考える集い 医師の講演や暮らしの現場からの報告 11.23

2020/12/16
「コロナの正しい理解と対処方法」と題して小西達也医師が講演=11月23日、神戸市灘区

 新社会党灘総支部(金丸正樹委員長)は11月23日、灘区文化センターで「新型コロナ問題を考える集い」を開催した。
 コロナ感染者が急増する中で中止も懸念されたが、万全の感染防止対策を行ったうえでの決行。「我慢の3連休」といわれた連休最終日で参加者数が見通せなかったが、地域の人びと約70人の参加があり、最後まで熱心に講師や発表者の話に聞き入った。
 2部構成で、前半は「いのちを守る現場から」として、まず小西達也医師(ろっこう医療生協)の「コロナの正しい理解と対処方法」をテーマにした講演。パワーポイントによる豊富なデータで、“正しく恐れる”という視点と方法の説明を受けた。マスク着用と手指消毒の徹底が強調され、また、家に閉じこもることによる弊害も指摘された。
 次に、「保健所の実情と課題」と題して県職労の労働者から保健所の統廃合の歴史とその業務内容について報告を受けた。
 後半では、「コロナ禍での市民・労働者の声」として4人から発言があった。電話による労働相談からつかんだ声、介護現場の労働者の実態、子どもをもつ親の思い、福祉作業所を運営する困難さなど、いずれもコロナそのものだけでなく、コロナに対する政府や自治体の施策の誤りや不十分さによって苦しみ、呻吟する切実な報告だった。
 参加者アンケートには「たまたまチラシを見て来た。ワイドショーで危機感ばかり煽られていましたが、医師の話を聞いてよくわかりました」など、多くの好反応が返ってきている。
(金丸)