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【北区憲法カフェ】
「コロナと憲法」で憲法カフェ 憲法を生かす北区の会

2020/11/01
川元志穂弁護士を講師に久々開かれた「北区の会」の憲法カフェ=10月11日、神戸市北区
 
憲法を生かす北区の会は10月11日午後、北区文化センターで憲法カフェを開いた。
 「コロナと憲法」というテーマで、講師はこれまで何度もお願いしている川元志穂弁護士。講師の希望で、あらかじめ参加者から聞きたい内容を出してもらい、それに沿って話をするという手法で講演が始まった。
 まず話題になったのは、コロナと人権の問題。感染者が差別されることはもちろん許されないが、集団の同調圧力が強く、お互いを監視する最近の風潮が気になるという意見が出た。その他、今の自粛の動きをどう見るか、個人の尊重を確立するためにはどうすればいいかなどの質問が出された。
 これらに対して、個を尊重することが大切であり、講師自身が若い頃「幸福とは何か」と悩んだ経験談を交えながら、それぞれが持っている感性を尊重することが個人の尊重に繋がるのではないかという話がされた。
 最も会場が沸いたのは、講師が西宮から神戸に引っ越して感じた神戸市政の酷さに話題が移ったとき。神戸市の国民健康保険料の高さや、子どもの医療費の補助が不十分なことなど、驚くことが多くあったという。参加者からも神戸市政に対する批判の声が多く出された。
 北区では久々の「憲法カフェ」の開催。名前通り、コーヒーとお菓子も用意され、参加者それぞれが自分の思いを出し合えた有意義な会となった。
(渡辺)