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【高作正博教授が記念講演】
「新型コロナウイルス問題と今の政治」 有事法制に反対するネットワーク東播磨

2020/09/15
コロナ禍と猛暑の悪条件にもかかわらず主催者の予想を超える参加があった=8月15日、加古川市

 8月15日、有事法制に反対するネットワーク東播磨の第17回総会と記念講演を加古川市の県加古川総合庁舎「たぱす」で開催した。新型コロナウイルスの感染拡大や連日の猛暑により、参加人数がいつもの年より少ないのではないかと懸念されたが、予想に反して用意した50部の資料が足りなくなり、会場の椅子を追加するといったうれしい誤算があった。
 事前に行った街頭宣伝行動では、新型コロナ対応に関してあまりにも無策な政治の現状を訴え、通行人の反応がいつもよりも良かったような手応えを感じた。また、同時開催した「平和のための戦争展」のことが地元紙に掲載されたこともあって、2つのイベントの相乗効果で参加者が多かったように思われた。
 記念講演の高作正博関西大学教授による「コロナ禍と“安倍政治”」と題する講演は、たいへん分かりやすい内容で好評であった。参加者からは「巷にあふれる情報はコロナ一色になっていて、食傷気味だと思っていたが、正しい情報を必要な人に伝えることができていないと思った。政治の指導層が誰を守ろうとしているのかがはっきり分かった」という感想が寄せられており、コロナ禍を通じて明らかとなった矛盾について、政治の変革を期待する意見が多かった。
(細川雅弘)