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若者の広場(2025年12月24日号)
障がい者福祉の現場
2025/12/24
今年、50歳になった。23歳から仕事に就き、①育児休暇(10カ月)、②腰痛による休職(12カ月)、③市会議員立候補準備と再就職までの期間(12カ月)を除くとおよそ24年間働いてきたことになる。全て、障がい者福祉の現場だった。
最初に勤めた障がい者施設は、一般にはあまり馴染みがないであろう重症心身障がい児者施設だった。強度行動障害と診断され自身で食事・排泄などは可能だが、強いこだわりなどで日常生活に支障がある方や、人工呼吸器がなければ生きていけない最も重度の方が混在する最大180人を受け入れられる巨大施設だった。私が様々な不満(例えば人員が少ないため負担が大きいなど)を同僚に話すと「他の施設に比べれば待遇が良い(主に賃金)」と、なかなか理解が得られず団結できなかった。
現在は障がい者グループホームに勤めているが、賃金はかなり減った。多くの小規模施設は正社員がわずかで、ほとんどをパートで賄い、低賃金が当たり前である。外から見れば確かに「福祉施設の中では恵まれていた」と痛感した。
そして、今は夜勤が基本の勤務形態になった。5人が生活をされているが、日中は全員がデイサービスや作業所に通っているのでケアが必要なのは帰宅されてから翌日の通所までの夜間となる。帰宅後は食事や入浴介助が主な業務で、22時の消灯後は安全確保の時間となる。夜中に大きな足音を立てリビングを歩き回ったり、大声で叫んだりして他の利用者を起こしてしまう方がいて、「如何に寝ていただくか」が仕事になる。また、腸閉塞を起こしやすい方は閉塞すれば緊急搬送(救急車の要請)しなければならないので、嘔吐の有無などに注意して気が抜けない。仮眠を2時間取れるが、ワンオペではほぼ休めないのが現状である。朝は食事を作らなければならないのだが、刻んだりミキサーにかけたり形態も様々なので時間がかかる。食事介助中も、他の方が「トイレに行きたい」と何度も要望されたり、気付けばホームからいなくなる方がいたりと本当に慌ただしく、ストレスも最高潮に達する。朝、利用者が出発することでようやくストレスからは解放されるが記録など残務があり、ほぼ毎回超勤せざるを得ない。何度も退職を考えたが2年続いた。
ハローワークで、福祉現場以外の求人がないと言われた過去があり、再就職しても条件は大差ないか、悪化する。新たに人間関係を構築する労力を考えると現状で踏ん張るしかないが、福祉業界はさらに労働環境が厳しくなる一方である。求人に応募がない、元々低賃金の上、賃上げが望めないなど施設単位では解消できない問題が山積しており、結局は政治を変えるしかないという結論に至る。
(要弘太)
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最初に勤めた障がい者施設は、一般にはあまり馴染みがないであろう重症心身障がい児者施設だった。強度行動障害と診断され自身で食事・排泄などは可能だが、強いこだわりなどで日常生活に支障がある方や、人工呼吸器がなければ生きていけない最も重度の方が混在する最大180人を受け入れられる巨大施設だった。私が様々な不満(例えば人員が少ないため負担が大きいなど)を同僚に話すと「他の施設に比べれば待遇が良い(主に賃金)」と、なかなか理解が得られず団結できなかった。
そして、今は夜勤が基本の勤務形態になった。5人が生活をされているが、日中は全員がデイサービスや作業所に通っているのでケアが必要なのは帰宅されてから翌日の通所までの夜間となる。帰宅後は食事や入浴介助が主な業務で、22時の消灯後は安全確保の時間となる。夜中に大きな足音を立てリビングを歩き回ったり、大声で叫んだりして他の利用者を起こしてしまう方がいて、「如何に寝ていただくか」が仕事になる。また、腸閉塞を起こしやすい方は閉塞すれば緊急搬送(救急車の要請)しなければならないので、嘔吐の有無などに注意して気が抜けない。仮眠を2時間取れるが、ワンオペではほぼ休めないのが現状である。朝は食事を作らなければならないのだが、刻んだりミキサーにかけたり形態も様々なので時間がかかる。食事介助中も、他の方が「トイレに行きたい」と何度も要望されたり、気付けばホームからいなくなる方がいたりと本当に慌ただしく、ストレスも最高潮に達する。朝、利用者が出発することでようやくストレスからは解放されるが記録など残務があり、ほぼ毎回超勤せざるを得ない。何度も退職を考えたが2年続いた。
ハローワークで、福祉現場以外の求人がないと言われた過去があり、再就職しても条件は大差ないか、悪化する。新たに人間関係を構築する労力を考えると現状で踏ん張るしかないが、福祉業界はさらに労働環境が厳しくなる一方である。求人に応募がない、元々低賃金の上、賃上げが望めないなど施設単位では解消できない問題が山積しており、結局は政治を変えるしかないという結論に至る。