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【神戸ワーカーズユニオン第34回定期大会】
コロナ禍による制約のなかで活動報告と交流 神戸ワーカーズユニオンも定期大会

2020/08/12
コロナ禍のため出席人数を絞った大会だったが、この間のコロナ関連の労働相談の具体例も報告された=8月2日、神戸市勤労会館

 神戸ワーカーズユニオン(西直子委員長)の第34回定期大会が8月2日、神戸市勤労会館で開かれた。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、開催自体が危ぶまれ、参加者についても各自の判断に委ねることで、積極的な呼びかけを控えたことから、25人というこれまでにない少数の参加者だったが、1年の活動報告と今後の活動方針を確認した。
 この間のコロナ禍で、労働者にとってはかつてない深刻な首切りや休業が続く中でユニオンに寄せられた労働相談について、木村文貴子書記長から詳しく報告がされた。春闘期の3回のホットラインで、約40件の相談があり、「社会保険未加入」「年次有給休暇を強制的に取得させられた」「時間外労働の未払い」……。これらのひどい扱われざまの相談は、コロナの感染拡大によって、普段は隠されていた劣悪な労働実態が炙り出された結果だという提起がされた。
その後も、甲南学園サービスセンターの仲間と権田工業分会からそれぞれ職場の現状と会社との交渉の状況についての報告も行われた。
 大会議案はすべて賛成多数で可決された。
(山田)