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PFASの子どもへの影響を考察
基調講演と全国の取り組みから学ぶ
明石神戸PFAS汚染と健康を考える会

2025/11/15
講演や各地からの報告のあとパネルディスカッションも行われた=11月15日、神戸市中央区

 「明石神戸PFAS汚染と健康を考える会」は11月15日、神戸市内で「全国に広がるPFAS汚染.PFASが子どもに与える影響.」をテーマに講演会を開き、約120人が参加した。
 基調講演では、高橋雅恵さん(多摩地区のPFAS汚染から命と健康を守る連絡会世話人、高木基金PFASプロジェクト事務局長)が「日本とPFAS 世界はなぜPFASを懸念しているのか」と題して講演した。
 「有機フッ素化合物PFASは、あらゆる製品に含まれ、特に子どもへの影響が大きい。新生児が母体からへその緒を通じてPFASを取り込むことで低出生体重児(2500g以下)との関係が想定されている。日本は、OECD(経済協力開発機構)中で低出生体重児の割合が最も多い。米国環境保護庁の論文によると、『血中PFASが2倍になるたびに、その子どもは抗体の半分を失う』とあり、低出生体重児として生まれた子どもは、発熱が頻発におこり、病気にかかりやすく、将来的な発がんなどに繋がる可能性があるとの指摘がある。日本の食品安全委員会は、PFASが健康に影響するとの論文を除外する一方、低評価の論文を追加し、健康を守るための規制値とはかけ離れた基準だ」などと指摘した。
 講演会ではほかに、「(ダイキン)公害問題を考える会」や「安心安全な水を求める西脇市民の会」の代表、林まろみ明石市議からの各地の報告や、全国で初めて住民のPFAS汚染血液検査を公費で実施した岡山県吉備中央町の「円城浄水場PFAS問題有志の会」代表の小倉博司さんからの連帯の挨拶もあった。
 今、各地域での運動が点から線になり、そして面に広がろうとしている。
(西脇・村井正信)