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戦後80年記念イベント
兵庫運河クルーズと平和学習会
神戸空襲を記録する会

2025/11/09
兵庫運河と神戸空襲について講演する田辺眞人さん=11月9日、兵庫津ミュージアム

 神戸空襲を記録する会は11月9日、戦後80年記念イベントのひとつとして、兵庫区内の兵庫運河と兵庫津ミュージアムで「親子で参加する兵庫運河クルーズ&平和学習会」を開催した。
 第1部は、生憎の雨のため参加もにぶったが、兵庫漁協協同組合の協力で兵庫運河をクルーズ。「記録する会」世話人の馬場敦子さんのガイドで運河を船で見て回り、1945年3月17日の神戸大空襲の際に橋の付近だけで一晩に約500人が折り重なるようにして亡くなったとされる大輪田橋の下では犠牲者を追悼した。また、兵庫漁協などによって取り組まれている兵庫運河の再生の様々な試みについても紹介を受けた。
 第2部では、兵庫津ミュージアムで、同館の名誉館長でもある田辺眞人さん(園田学園大学名誉教授)の「兵庫運河の歴史と神戸空襲」と題した記念講演と、兵庫漁協の糸谷謙一さんの「兵庫運河の再生」についての報告・解説があった。講演の前には、クルーズと同時並行で映像でも兵庫運河の歴史や今の取り組みが紹介された。
 田辺さんは、1899年に完成した兵庫運河について、明治からの歴史や関連する明治の神戸の三大土木事業のことなども解説し、最後は神戸大空襲について語った。
 兵庫漁協の糸谷さんは、かつては水質汚濁がひどくヘドロまで堆積していた兵庫運河をきれいな水辺として生命と自然を再生させようとしているプロジェクトの活動について報告した。