新社会兵庫ナウ
水脈(2025年11月26日号号)
2025/11/26
11月7日、金曜日の早朝、といっても午前3時というから深夜というほうが近いのか、首相官邸に姿を現したのは、首相と官邸スタッフ。目的の仕事は、始まる衆議院予算委員会の審議の準備だという▼新内閣のスタートとはいえ、従来にはなかったことである。60年安保闘争の時には、自衛隊の出動を要求する閣僚が夜通しいたり、警官の警備がうるさかったりしたからかもしれないが、それ以来はなかったことであろう。張り切りぶりのデモンストレーションか▼総裁に選ばれた時に「ワーク・アンド・バランス」をかなぐり捨てると言った人だ。仕事のためには人間性など踏み越えますよ、という号砲か▼昨今、働くことを通じて人間性が吸い取られるということが感じられる。油断のならないことである。経団連は、労働時間は短縮しないが、働き方は規制を緩和して、企業にとって働かせやすくせよと求めている▼休憩時間は、労働者の権利として長さばかりでなく、決まった時間に一斉に与えなければならないと決まっている。実際にはバラバラになって、心を通わすこともできなくなっている、ということになっていないだろうか▼働く時間はもちろん、休憩時間も、労働者の団結の時間である。


