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神戸港の軍事使用を許さない 祝園弾薬庫増設反対に連帯
9.28に神戸で市民集会

2025/09/28
集会では祝園ネット共同代表の呉羽真弓さんが祝園弾薬庫増設のねらいと危険性などについて講演した=9月28日、神戸市中央区

 陸上自衛隊祝園分屯地(京都府精華町、京田辺市)の弾薬庫の増設工事が8月から強行的に始まっている。「安保3文書」にもとづき敵基地攻撃能力に対応する弾薬庫を全国的に増設する計画の一環で、祝園には全国最大規模の14棟が造られようとしている。しかし、防衛省は保管する弾薬の種類を明らかにせず、住民からは不安の声があがっている。
 計画の性格上、保管・配備されるのはトマホークや12式地対艦誘導弾などの長射程ミサイルであることは明らかで、台湾有事の際には、この弾薬庫から南西諸島に送られるが、海上自衛隊呉基地や同阪神基地(神戸市東灘区)も重要な拠点となりうる。
 一方、今年3月には米艦船が「非核証明書」を提出しないまま神戸港に入港したが、今後、これを突破口に予測される神戸港の軍事使用が「日常化」する事態にNO!の声をあげようと、「神戸港の軍事使用を許さない9・28市民集会」が神戸市内で開催され、約80人が参加した。
 集会では、祝園ネット共同代表の呉羽真弓さんが、祝園弾薬庫増設のねらいと危険性について講演した。①平時の爆発事故のリスクが増大、②有事の攻撃目標の可能性が大、③戦争の加害者になる可能性、④軍拡は国民の生活を破壊すると、危険性を指摘。そして、「声を上げることは、今を生きる者の責任。その言葉をかみしめて、ピープルパワーでつながり、未来のため、いま行動しよう」と訴えた。
 あわはら富夫神戸市議も特別報告で、非核神戸方式の意義を改めて確認しつつ、特定利用港湾指定など自治体権限による港湾管理権限を国が制限しようとする動きが強まる今、非核神戸方式からさらに踏み込んで商業港としての神戸港を軍事利用させない段階まで高めて行くことが必要だと訴えた。
(中村)