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秋季恒例の「平和を考える集い」
播磨臨海地域道路計画の愚策を批判・抗議
平和憲法を守る高砂市民の会

2025/09/21
秋恒例の「平和を考える集い」を30人が参加して開いた平和憲法を守る高砂市民の会=9月21日

 平和憲法を守る高砂市民の会の秋恒例の学習会「平和を考える集い」が9月21日、同市内で催され約30人が集まった。
 第1部はDVD「ヒロシマ 世界を動かした二人の少女」(NHK「映像の世紀」の録画)を観て、原爆症を発症しながら生きる願いを込めて折り鶴を折り続けた「折り鶴の少女」佐々木禎子さんと、ICAN活動でノーベル平和賞を受賞したサーロー節子さんの2人の願いと闘いから、被爆80年の今年、核兵器廃絶のために私たちにできること、しなければならないことを考えた。
 第2部は、この地で住民を無視し、企業のために巨額な税金をつぎ込んで建設されようとしている「播磨臨海地域道路」.計画について、この計画に反対する住民代表の百々雅夫さんから、着々と進められていくこの計画の経緯や不当性などを学び、地域住民の日常生活を破壊する行政の横暴に抗い平安を守るための闘いを学習した。豊かな田園を横切り、学校や公園や住宅地を抜け、里山にトンネルを穿ち、山を削り、第2神明の明石西ICから西へ姫路・広畑までの32㎞にわたる高架の自動車専用道路を建設するというこの計画は、インフラ整備が必要になってきている現在、時代錯誤も甚だしい愚策であることがよくわかる講演であった。
(嶋谷)