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「21世紀の国家論・帝国主義論」を考える
隅田聡一郎さんを講師に
社会主義ゼミナールin近畿
2025/09/13
マルクス主義の国家論争をふりかえりながら21世紀の国家論などを考えた=9月20日、大阪市
「21世紀の国家論・帝国主義論」をテーマにした「2025―2社会主義ゼミナールin近畿」が9月20日、隅田聡一郎さん(大阪経済大学専任講師)を講師に招いて国労大阪会館で開かれ、65人が参加した。
隅田さんの講演は、①マルクス主義の国家論争をふりかえる、②帝国主義論の問題構成について、③現代のアメリカ帝国主義、あるいは米中対立などの地政学的対立をどう考えるか、の3部構成。以下はそのポイント。
①について。「マルクスの国家論の不在」のもと、マルクスの断片的記述を補完したエンゲルスの国家論として「土台―上部構造論」が広く認識されるようになった。このエンゲルスの国家論をもとに、レーニンは「国家の死滅」を定式化したが、実際には死滅論は批判されていた。
1960年代に主にドイツにおいて「資本論から国家は導出されるのか」という国家導出論争が展開されたが、結論は出なかった。
②について。マルクス主義の帝国主義論には「ネイションどうしの国家間対立を所与の前提としてしまうことで、資本の活動空間を分析できない」という致命的欠陥がある。
③は、時間切れで省略。という内容であったが、やはり90分では語りつくせないテーマであった。
PDF版の講演録の申込を兼ねたこともあってか、アンケートは約半数の32人から寄せられた。
この課題をどう消化・吸収していくのか、大きな宿題が提起された講演であった。
(佐野修吉)
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「21世紀の国家論・帝国主義論」をテーマにした「2025―2社会主義ゼミナールin近畿」が9月20日、隅田聡一郎さん(大阪経済大学専任講師)を講師に招いて国労大阪会館で開かれ、65人が参加した。
隅田さんの講演は、①マルクス主義の国家論争をふりかえる、②帝国主義論の問題構成について、③現代のアメリカ帝国主義、あるいは米中対立などの地政学的対立をどう考えるか、の3部構成。以下はそのポイント。
①について。「マルクスの国家論の不在」のもと、マルクスの断片的記述を補完したエンゲルスの国家論として「土台―上部構造論」が広く認識されるようになった。このエンゲルスの国家論をもとに、レーニンは「国家の死滅」を定式化したが、実際には死滅論は批判されていた。
1960年代に主にドイツにおいて「資本論から国家は導出されるのか」という国家導出論争が展開されたが、結論は出なかった。
②について。マルクス主義の帝国主義論には「ネイションどうしの国家間対立を所与の前提としてしまうことで、資本の活動空間を分析できない」という致命的欠陥がある。
③は、時間切れで省略。という内容であったが、やはり90分では語りつくせないテーマであった。
PDF版の講演録の申込を兼ねたこともあってか、アンケートは約半数の32人から寄せられた。
この課題をどう消化・吸収していくのか、大きな宿題が提起された講演であった。