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6万人を超えたガザの犠牲者
ガザの即時停戦アピール フォーラム平和・人権・環境・ひょうご

2025/08/12
毎月第2、第4火曜日にJR元町駅前でずっと続けられているアピール行動=8月12日

 イスラエルによるガザ地区への軍事作戦は拡大の一途で、深刻な食糧不足と合わせて、人道危機は極限状態にある。餓死を含めて死者は6万1千人を超え、このうちの3分の1は子どもだと言われている。
 8月9日にはUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が、ガザでは急性栄養失調の子どもが3月に比べ3倍になっており、「人災による飢饉」と危険な状況を表明。上空から投下した4トンの援助物資が子どもに直撃し、命を落としたという報道も続いた。
 こうした深刻な状況下、毎月2回、JR元町駅前でガザの即時停戦を求めてスタンディング行動を続けている「フォーラム平和・人権・環境・ひょうご」は8月12日の夕方も抗議行動を行い、ガザの実態を市民に訴え、即時停戦を求めるアピールを行った。
 さらに、戦後80年の節目でもあり、被団協がノーベル平和賞を受賞し、高校生平和大使の活動も拡がっている今日、日本政府は平和憲法をしっかり活かし、地球上でのすべての争いごとを無くすために行動すべきだと呼びかけた。
 同フォーラムは9月9日にはパレスチナ問題に詳しい早稲田大学教授の岡真理さんを招いて神戸市教育会館で講演会を開催する。
(加納)