任期満了に伴い６月８日告示、15日投開票で行われた尼崎市議選（定数42）で、新社会党などが推薦した無所属・新人のいちのせ剛さん（46）は１３０１票を獲得したが50位で及ばず、初当選はならなかった。
　投票率は前回を０・20ポイント下回る40・17％で過去最低を更新した。選挙戦は56人（現職31人、元職３ 人、新人22人）が立候補する大激戦。多くの新人も激しく競り合うたたかいになったが、話題を煽動的につくって注目度を高めたような参政党、ＮＨＫ党、日本保守党の新人のほか、「移民政策から国民を守る党」を名乗る新人など、いわゆる新興右派勢力の候補の当選も目立つなど、従来の選挙結果とは異なる様相も見せた。