雨の中にもかかわらず150人が参加して斎藤元彦県知事を糾弾し辞職を求めた＝６月３日

　公益通報者保護法違反、公職選挙法違反、元県総務部長の個人情報漏洩を斎藤知事が指示した地方公務員法違反などの疑いが、複数の第三者委員会や消費者庁、多くの報道機関、専門家などから指摘され、もはや斎藤知事では兵庫県政は 立ち行かなくなっていることが明らかで、県幹部や職員や政府（消費者庁）からも見放されているような状況だ。
　こうした現状を踏まえ、斎藤知事の辞職を求める第３回県庁前ヒューマンチェーンが、「兵庫県知事選挙を振り返る市民の会」の呼びかけで、定例県議会開会日の６月３日に行われた。雨にもかかわらず、約１３０人が参加して、県公館から県議会本会議を終えて県庁に戻る議員や職員が前を通過する中、「斎藤知事を辞めさせるために、ともに頑張ろう」と声をかけ、１時間の行動で10人の県民がそれぞれ自分の思いを訴えた。岡粼彩子さん（新社会党県本部書記長）も発言した。
　今後、兵庫県政の現状を変えるために一緒に考えようと、「兵庫県に人権と民主主義をとりもどす県民のつどい」（主催＝兵庫県知事選挙を振り返る市民の会）が６月29日の午後２時から神戸市立婦人会館で開催される。