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地域ユニオンあちこちあれこれ454
ユニオン運動で出会った良心と連帯
2025/06/25
国の「生活困窮者自立支援事業」を自治体として実施するにあたり、芦屋市においても社会福祉法人Y会がそれを受託し、市内で7年前に関連業務が始まった。
当初は、同法人からの業務委託として月額25万円の給与を得ていたが、市からの受託事業をさらに個人に委託するのは甚だ不適当との理由で3年目の春にパート職員という身分に替えられて、この職務を継続した。給与額は月額15万円に一気に減額されたが、法人の経営状況等を鑑みて、「じっと我慢の子」であった。
何よりも生活困窮者の支援をするという社会的意義に、仕事と言うよりもボランティア精神で臨むべきだと自分に言い聞かせて、自らを鼓舞する日々であったと思う。毎月の給与は多くて8万円台で推移することになった。
* * *
「子ども食堂」の運営、子どもの孤立を防ぐための居場所づくり、学習支援活動の中で、わずかな人数ではあるが、不登校の子を希望の未来へと導き、高校の卒業、大学への進学や就職活動にも貢献できたと心の奥底では自負している。教員免許を持たないこの私が、7年間に子どもらと同僚スタッフと共に育めた〝想い出.の数々は、私にとっては珠玉の人生記録だ。
* * *
令和5年度末のある日、施設の統括責任者から「次年度はお前を継続雇用しない」との通告があった。「あなたは以前からもう辞めたいと言っていたから」と訳の解らない言い訳を繰り返す。
この事態に、ある知り合いの社労士の方から、「こんな時には地域の『ユニオン』に相談すべき」と助言を受けたのがきっかけで、ユニオンあしやへの扉が開かれることになった。
およそ労働運動とは無縁な人生を歩んできたこの私が、ここに厳然と存在する「良心」のネットワークの人の輪の中に入ることができた。1年間の雇い止め阻止、未払い給与の獲得など、次々と勝ち取るこの力強き連帯の一員になることができたのだ。
私にとって、「雇い止め」は天命だったと思う。困難な状況は今もなお続いているが、ユニオンの皆様のご支援を夢にも忘れてはならないと思っている。
若林伸和(ユニオンあしや組合員)
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当初は、同法人からの業務委託として月額25万円の給与を得ていたが、市からの受託事業をさらに個人に委託するのは甚だ不適当との理由で3年目の春にパート職員という身分に替えられて、この職務を継続した。給与額は月額15万円に一気に減額されたが、法人の経営状況等を鑑みて、「じっと我慢の子」であった。
何よりも生活困窮者の支援をするという社会的意義に、仕事と言うよりもボランティア精神で臨むべきだと自分に言い聞かせて、自らを鼓舞する日々であったと思う。毎月の給与は多くて8万円台で推移することになった。
この事態に、ある知り合いの社労士の方から、「こんな時には地域の『ユニオン』に相談すべき」と助言を受けたのがきっかけで、ユニオンあしやへの扉が開かれることになった。
およそ労働運動とは無縁な人生を歩んできたこの私が、ここに厳然と存在する「良心」のネットワークの人の輪の中に入ることができた。1年間の雇い止め阻止、未払い給与の獲得など、次々と勝ち取るこの力強き連帯の一員になることができたのだ。
私にとって、「雇い止め」は天命だったと思う。困難な状況は今もなお続いているが、ユニオンの皆様のご支援を夢にも忘れてはならないと思っている。