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高校生平和大使が活動報告
支援する兵庫県実行委員会が総会開く

2025/04/26
第27代高校生平和大使・兵庫のメンバーが約90人を前に活動報告を行った実行委員会総会=4月26日、神戸市中央区

 高校生平和大使を支援する兵庫県実行委員会は4月26日、第6回総会と第27代高校生平和大使・兵庫の活動報告会を神戸市内で開催し、約90人が参加した。
 西村恭介実行委員長の主催者あいさつの後、兵庫県被団協相談役の黒田一美兵庫県議が、日本被団協のノーベル平和賞受賞の喜びを語るとともに、ノーベル委員会の声明の中で「日本の若い世代は被爆者の経験とメッセージを継承している」と述べられていて高校生平和大使の活動も受賞への力になっているとして、引き続き共に活動を進めようと激励した。
 高校生平和大使からの活動報告では、高校生たちの核兵器廃絶への心からの願いや強い意志と行動力に対して参加者からの激励や質問が相次ぎ、それらのひとつひとつに答える高校生平和大使の言葉は、強く印象に残るものだった。特に、「平和への思いを伝えていくことの難しさはあっても、被爆者の方の話や訪問先で学んだことなどを通して、相手の価値観を知り、自分の考えを伝えることで理解し合えるはず」との言葉は、諦めが先に立つ時もある活動の中で未来を見据える力が求められていることを教えられているようだった。
 総会では活動報告や活動方針などが提案・決定され、今後は新たに個人にも活動支援のための賛同を呼びかけることなどを確認した。
(TM)