関電原子力事業本部前で集会をしたあと美浜町内をデモ行進する参加者＝３月31日、福井県美浜町

　老朽原発うごかすな！実行委員会が主催する「使用済み核燃料の行き場はないぞ 関電は約束守れ！美浜集会」が３月31日、福井県美浜町にある関西電力原子力事業本部前で開かれ、参加してきた。兵庫県からの参加は８人で、全体では約２００人の参加だった。
　この集会は、関電が、３月31日までに使用済み核燃料を県外に移設できないときは原発を止めるという約束を福井県知事との間でしていたため、「約束を守れ！」と訴えることを主旨として平日にもかかわらず現地で開かれたものだったが、関電は今回も約束を反故にしてしまった。現地のメンバーは「約束反故は６回目くらいだ」と報告していた。
　集会では各地からの報告があり、兵庫の参加者を代表して菅野から昨年「脱原発兵庫ネットワーク」を結成したことと「３・９福島原発事故から14年集会」を開催したことを報告した。
　集会は14時には終わり、その後は町内デモ。今回のデモは町内の狭い通りまでをくまなく歩くコースで、２.３人でチラシを配りながら町内をくまなく宣伝する「アメーバデモ」を意識したコースだったせいか、手を振ってくれる人も結構いた。実行委員会のメンバーによれば、先日取り組んだ原発に関する町民アンケートでは約２００通の返信があり、原発反対の声が70％近くあったとのことで、地元での丁寧な宣伝活動の成果だと思われた。