新社会兵庫ナウ

地域ユニオンあちこちあれこれ451
222回のサンドイッチマンデモ

2025/04/23
 2000年に結成された熟年者ユニオンは、03年11月から毎月、サンドイッチマンデモを続け、今年4月で222回を達成した。と言うことは、21年と半年にわたり、猛暑の8月を避け、ほぼ毎月継続してきたことになる。(熟年者ユニオン10年誌『生涯現役』より)
 三宮・マルイ前に午後2時に集合し、この場で街宣行動とチラシ配布を行う。2月と3月のチラシでは、オモテ面で全国的にも問題化していて、兵庫県内では明石川を汚染している発がん性物質PFASの問題を取り上げた。発生源の究明と国の基準値を明確にした規制が至急望まれるところだ。チラシのウラ面では年金問題を取り上げた。年金は5年毎の改訂で4月から1・9%の支給値上げとなったが、受給者には物価上昇でこの程度では生活には厳しい。サンドイッチマンデモの日は、このように時々の時事問題をテーマに街宣とチラシ配布を行っている。
 そして、街宣後は東遊園地に移動しデモ行進に移る。デモでは名の通りA1サイズのゼッケンを体の前後に振り分け、サンドイチマンスタイルで行進する。ゼッケンには「斉藤知事は辞めろ」、「原発即時停止」、「介護保険改悪反対」等のスローガン。
 デモコースは東遊園地から三宮センター街を通り元町まで。隔月で関電神戸支店(東遊園地の浜側)を迂回する。11年の福島原発事故に危機感を持ち、12年から関電の原発再稼働に抗議を続けている。過去13回、「話し合い」が行われたが、以降は今日まで文章提出だけで終わっているが、関電からの無回答に屈することなく続けている。
 デモには市民から拍手をくれる。観光客らしき人が写真を撮っている。2か月前には若者がチョコを差し入れしてくれた。デモもまた楽しいものである。
 一時は参加者が20人ほど集まったが、この1年間は10人前後だ。会員のみならず、毎月第3水曜日の午後2時に三宮・マルイ前に多くの人が集まってくれるのを待っています。
菅沼祥三(熟年者ユニオン)