兵庫県パート・ユニオンネットワークは「パートアクション」を取り組み最賃の引き上げや均等待遇などをデモでアピールした＝２月16日、神戸市中央区

　最低賃金を全国一律１５ ０ ０ 円に引き上げよう！―。コミュニティ・ユニオン全国ネットワークが提起した「最低賃金引上げキャンペーン」に呼応し、兵庫県パート・ユニオンネットワークは２月16日、「2025パートアクション」の行動を取り組んだ。
　午前中はＪＲ尼崎駅前、ＪＲ垂水駅前、ＪＲ明石駅前、ＪＲ姫路駅前の県内４か所で街頭宣伝行動に取り組んだあと、午後１時半に神戸市中央区の花時計広場に集まり、ミニ集会を開いた。
　ミニ集会では、それぞれの地域から午前中の取り組みや職場での闘いの報告がつづいた。
　25春闘はスタートしているが、物価上昇率が賃上げを上回り、「実質賃金マイナス状態」が続いている。大手企業の労働組合では昨年以上の賃上げ要求をしているところもあるが、春闘の成果が中小、非正規労働者へ波及する期待は薄い。最低賃金引き上げの取り組みは、未組織労働者を含めたより多くの労働者にも影響する「賃金底上げ」の取り組みとして重要であることを再確認した。
　ミニ集会終了後、参加者は、ＪＲ元町駅前の交差点まで「物価高騰に見合った最低賃金を獲得しよう」「均等待遇を実現しよう」などのシュプレヒコールを挙げながらデモ行進を行った。