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井上力さん、長い間お疲れさま
170人が参列してお別れ 井上力さんを偲ぶ会

2025/02/16
偲ぶ会では多方面で精力的に活躍した井上力元神戸市議の活躍の足跡をスライドやスピーチで偲んだ=2月16日、神戸市灘区

 昨年11月28日に急逝した元神戸市議でろっこう医療生協の専務理事なども務めた井上力さん(享年75歳)を偲ぶ会が2月16日、神戸市灘区の王子動物園ホールで開かれ、約170人が参列して井上力さんとの別れを惜しんだ。
 会の冒頭、主催の実行委員会を代表して、井上力さんと学生時代から同じ灘区で活動を共にしてきた吉田俊弘さん(元兵庫県議、元新社会党灘総支部委員長)があいさつしたあと、井上力さんの活動の足跡を振り返るスライドが上映された。
 その後、新社会党の岡粼宏美委員長、あわはら富夫神戸市議、小西達也ろっこう医療生協理事長をはじめ、市民運動、労働運動、旧後援会の関係者や地元・鶴甲の住民、高校時代の友人(メッセージを娘の井上明子さんが代読)、さらに活動の大先輩である今村稔さんら、井上力さんが関わってきたさまざまな活動の分野でゆかりの深い9人から、井上力さんの生きざまや人となりがそれぞれの語り口で語られた。
 紹介されたエピソードからは、正義感が強く、思ったらすぐに行動に移すような行動力、私欲なく組織を大事にし、また、困っている人にはずっと寄り添って思いを共にするような優しさの持ち主であった井上力さんの姿が浮かび上がった。
 これらを受けて遺族を代表して井上大さんが父親とのエピソードも交えながら謝辞を述べ、最後は参加者ひとりひとりが遺影に献花して閉会した。