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おんなの目(2025年3月12日号)
声を上げ続けたい
2025/03/12
昨年、就職して初めて配属された職場の人たちと会う機会があった。ずいぶん長い間会っていなかったし、娘たちのところから急に手伝いを頼まれることもあるので、躊躇していたのだが、同じ灘区に住むYさんを通じて何度も声をかけてもらったので、Yさんと一緒にランチに出かけた。会った瞬間は少し緊張したが、情報通のIさんから同じ職場にいた人たちの消息も聞き、いろいろ話をして、あっという間に時間が過ぎた。
初めて配属された職場は、男性ばかりの職場で、女性はほんの一握り、十数人しかいなかった。それで、何をしても目立つ。就職初日に遅刻しそうになってYさんと2人で走ってどうにか間に合ったと思ったら、さっそくそれが噂になっていたのには驚いた。当時、「婦人部」と呼ばれていた女性組合員の活動は活発で、ちょうど男女雇用機会均等法の制定を前にした時期で、地域での集会にも参加したのを覚えている。組合とは関係なく、第九のコンサートにも参加するのに職場の人たちと練習に通っていたことなどもなつかしく思い出した。
Iさんは退職をして、息子さんや娘さんの家事・育児の手伝いに行ったり、お誘いがあればこれまでの職場の人たちと飲み会に出かけたりしているそうだ。そこでまた情報が豊富になるようだ。
また、Sさんは退職をして給食の調理の仕事をしているとのこと。前とはぜんぜん違う仕事をしているんだなあと意外であるとともに、こういう選択もあるんだと思うと少し勇気づけられる思いがした。
そうして楽しく過ごした帰り道、Yさんが職場の様子を話してくれたのだが、人間関係がうまくいっていないようだ。Yさんは私と同じくシニアスタッフとして働き続けているのだが、聞いているとパワハラではないかと思える対応を受けていた。久しぶりに会ってなかなかしんどい話もしにくかったようで、またゆっくり話そうと思いつつ、Yさんも休日はリラックスする予定があるようで、なかなか会えていない。
働き続けるにあたって、いろいろな壁にぶつかる。出産、育児については少しずつ改善され、私の子育ての際にはなかった育児休暇も男性も含めて取得できるようになっているし、介護についても改善されている。しかし、期間雇用社員についてはまだまだだし、パワハラ等の人権侵害についてはたびたび「処分事案」として聞くにもかかわらず、各職場で起こっている。
今年は女性差別撤廃条約の締結から40年、いまだに選択議定書の締結がされず、通報制度が利用きない状況になっている。 昨年施行された「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」もまだまだ知られていない。女性があたりまえに働き、生活していけるよう、小さいながらも声を上げ続けていきたいと思う。
(Y・N)
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初めて配属された職場は、男性ばかりの職場で、女性はほんの一握り、十数人しかいなかった。それで、何をしても目立つ。就職初日に遅刻しそうになってYさんと2人で走ってどうにか間に合ったと思ったら、さっそくそれが噂になっていたのには驚いた。当時、「婦人部」と呼ばれていた女性組合員の活動は活発で、ちょうど男女雇用機会均等法の制定を前にした時期で、地域での集会にも参加したのを覚えている。組合とは関係なく、第九のコンサートにも参加するのに職場の人たちと練習に通っていたことなどもなつかしく思い出した。
Iさんは退職をして、息子さんや娘さんの家事・育児の手伝いに行ったり、お誘いがあればこれまでの職場の人たちと飲み会に出かけたりしているそうだ。そこでまた情報が豊富になるようだ。
また、Sさんは退職をして給食の調理の仕事をしているとのこと。前とはぜんぜん違う仕事をしているんだなあと意外であるとともに、こういう選択もあるんだと思うと少し勇気づけられる思いがした。
そうして楽しく過ごした帰り道、Yさんが職場の様子を話してくれたのだが、人間関係がうまくいっていないようだ。Yさんは私と同じくシニアスタッフとして働き続けているのだが、聞いているとパワハラではないかと思える対応を受けていた。久しぶりに会ってなかなかしんどい話もしにくかったようで、またゆっくり話そうと思いつつ、Yさんも休日はリラックスする予定があるようで、なかなか会えていない。
働き続けるにあたって、いろいろな壁にぶつかる。出産、育児については少しずつ改善され、私の子育ての際にはなかった育児休暇も男性も含めて取得できるようになっているし、介護についても改善されている。しかし、期間雇用社員についてはまだまだだし、パワハラ等の人権侵害についてはたびたび「処分事案」として聞くにもかかわらず、各職場で起こっている。
今年は女性差別撤廃条約の締結から40年、いまだに選択議定書の締結がされず、通報制度が利用きない状況になっている。 昨年施行された「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」もまだまだ知られていない。女性があたりまえに働き、生活していけるよう、小さいながらも声を上げ続けていきたいと思う。