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マイナ保険証問題で憲法カフェ
憲法を生かす須磨区の会

2025/01/26
都亭アロハさんの落語のあとは山田誠一さんによるマイナ保険証の問題点の解説=1月26日、神戸市須磨区
 

 憲法を生かす須磨の会は、落語を聞き、笑いながら社会問題を考えようの憲法カフェの第2 弾「やっぱり今までの保険証が便利ちゃうん?」を1月26日に開催。約30人が参加した。
 落語を演ずるのは都亭アロハさん。昨年3月の「落語でわかる介護保険」が好評で、再登場。マイナ保険証のトラブルシーンが次々と出てきて、笑いながらも「こうなったら大変。やっぱり今までの保険証が便利で使いやすい」と改めて思わされた。
 落語の後は元神戸市職員の山田誠一さんから「マイナ保険証問題を考える」と題したお話。住基カードがあまり普及しなかったことからマイナンバー制度ができたこと、マイナカード普及の目的、マイナ保険証「一本化」の問題点、昨年12月で新規の健康保険証が発行されなくなったがその後どうなるのかなど具体的でわかりやすい解説があった。
 参加者ではマイナカードを持っている人が過半数あったが、マイナ保険証利用者は少数だった。参加者の一人は「周りが使っていたので遅れないようにと使い始めたが、こんなに問題の多いカードだとは知らなかった」と驚いていた。「誰でも安心して使えたこれまでの健康保険証がやっぱり便利やん」と確信した憲法カフェだった。
(佐野みさ子)