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結成から10年 更なる発展へ議論
市民デモHYOGOが交流会

2025/01/12
約50人が参加して「市民デモHYOGO」の今後について熱心に討論した=1月12日、神戸市
 
 
「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の前身である「アベ政治を許さない!市民デモKOBE」の結成から10年を迎える節目に当たり、さらなる飛躍・発展にむけた展望を議論し交流する場として、「市民デモHYOGO」は1月12日、神戸市内で「2025新年交流会」を開催し、約50人が参加した。
 交流会の冒頭、毎週木曜日のマルイ前行動に欠かさず参加し、横断幕やシール投票板などを作成するなど大きな貢献をしてきた井上力さんへの黙祷が行われ、その後、昨年春の交流会以降の経過報告が行われた。
 昨年末の「兵庫県知事選挙に異議あり!真相解明県民集会」には会場だけで約500人が参加し、会場に入り切れなかった人も含め1600人〜1800人が参加したと見られるが、「予想を上回る未経験の事態で、集会運営などで反省する点は多くあったが、斎藤知事が当選しても、なお異議がある人が多いことを示せた集会だった」と総括し、今後も引き続きこの問題に取り組み、2月議会に予定される百条委員会の報告書提出に向けて取り組みを進めていくことが確認された。
 つづいて発足10年の節目に当たり、今後の発展に向けたビジョンや戦略を考えるためのきっかけとして「市民デモHYOGOのこれから」についての提案があった。政治状況も変化し取り組む主軸テーマも多様化する中、市民デモHYOGOの共通理念として、「既存グループのネットワーク」から「市民に開かれたプラットホーム」へとシフトしながら、同じテーマを取り組むグループ同士の交流を活発化することなどが提案され、参加者全員で確認した。
 また、「私たちはどこから来て、どこへ行くのか〜21世紀の市民運動の回顧と展望〜」と題した山本昭宏さん(神戸外大准教授)による講演もあり、21世紀の市民運動が抱える問題を克服する方向も提示された。
(中村)