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参院選で自公政権打倒・政治の大変革を
「かい正康選挙」で護憲共同と民主主義・人権の再生を

2025/01/22
写真は2024年の活動から。右上から時計回りに、①5・3兵庫憲法集会=5月3日、神戸市中央区、②パートアクション=3月3日、神戸市中央区、③王子プールをなくすな!七夕行動=7月7日神戸市灘区、④ガザに平和を!市民デモ=6月30日、神戸市中央区、⑤知事の辞職を求める県民デモ=9月8日、神戸市中央区

新年のごあいさつ
新社会党兵庫県本部 
 委員長 あわはら富夫
(神戸市会議員)

人間の命と尊厳が優先される
新しい時代に道を開く年に

 一昨年5月に新型コロナが「5類」に移行したことによってコロナ禍の規制も緩和され、日常生活も元に戻りました。しかし、昨年の元旦に能登半島地震が発生。その後、9月には豪雨が襲い、政府・自治体の対応の遅れもあって、未だ復興への道筋が見えない状況です。能登は私の郷里でもあり、私自身、関西での「ふるさと会」などを結成し、支援の取り組みを行なっていますが、民間支援にも限界があり、国の抜本的な対策が必要です。
 一方、世界を見ると未だにロシアのウクライナへの戦争は続き、パレスチナのガザ地区では停戦合意がありながらも、イスラエルからの攻撃が続いています。〝戦争.は、起これば簡単に止められないことが改めて明らかになっています。〝戦争.による「解決」は、結局、普通の人々の暮らしを奪い、最後はジェノサイドに至ることが誰の目にも明らかです。〝戦争.をいかに避けるかが安全保障の基本になるべきです。そのためには近隣諸国との友好を日常から図ることが求められます。
 ノーベル平和賞が昨年、日本被団協に贈られたことは、「核による力の均衡」でなく「核廃絶」が世界の潮流になっていることを証明しました。しかし、新しく発足した石破政権も依然として「敵基地攻撃能力保有の43兆円の防衛費」そして「核兵器禁止条約の批准に応じない」姿勢で、「軍拡と核均衡論」の立場を取り続けています。
 しかも、金権腐敗の温床になっている企業団体からの献金については認める立場であり、裏金問題から始まった政治の浄化の課題は、石破政権では期待できないことが明らかです。
 昨年の総選挙で自公政権は少数野党に転落しました。今年は参議院選挙の年です。新社会党は、かい正康さんを社民党の比例区候補として参議院選挙を戦います。かい正康さんを当選させることに全力を挙げましょう。
 昨年を象徴した漢字一文字は「金」でした。政治は裏「金」で揺れ、オリンピックの金メダルや被団協のノーベル平和賞の金字塔は人々に喜びを与えました。暗い裏「金」と明るい「金」、対照的な1年でした。 しかし、今年の漢字一文字は「脱」にしたいものです。「脱原発」であり、「貧困からの脱出」、「差別が蔓延し、人権が踏みにじられる社会からの脱出」です。
 今年の干支は巳です。私は、年男です。巳の語源は、植物の種子ができはじめる時期を意味し、「止む」の意味の「巳」で、草木の生長が極限に達して次の生命が作られ始める時期、まさに旧時代から新時代が来たということを意味するようです。参議院選挙でのかい正康さんの勝利を第一歩に、拝金に象徴される古い体制から脱皮して、人間の命や尊厳が優先される新しい時代に道を開く年にしましょう。