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秋季恒例の学習交流会 澤野義一さんが講演
新社会党近畿ブロック協議会

2024/11/09
総選挙後の政治情勢と課題について安保と改憲問題を中心に澤野義一さんの講演に学んだ=11月9日、大阪市

 新社会党近畿ブロック協議会(山下慶喜議長)は秋季恒例の近畿ブロック学習交流集会を11月9日、大阪市内で開き、約40人が参加した。
 集会の第1部では、「総選挙後の政治情勢と私たちの課題.選挙後の石破政権の安保政策と改憲問題を中心に.」と題した澤野義一さん(大阪経済法科大学名誉教授)の講演に学んだ。
 澤野さんはまず、今回の総選挙の大きな成果として、政権与党が過半数割れを起こしたこと、改憲勢力が3分の2を切ったことの2点を確認し、第2 次安倍政権以降の「1強多弱」の歴代政権の下で進められてきた安保政策と改憲論を振り返った。さらに、石破政権の安保政策と現時点での改憲論を検討し、アジア版NATOや核共有を持論とする軍事的タカ派政権としての石破政権の特徴を確認。そのうえで、今後の立憲民主と「革新護憲派」との共闘に関する課題についても検討したが、新社会党は非武装中立論など独自の主張をあいまいにすべきではないとの提言もあった。
 第2部の講演後の討論では、大阪府本部や兵庫県本部から来年1月の茨木市議選で13期目に挑戦する「山下けいき選挙」や6月の尼崎市議選に都築徳昭議員の後継者として闘う「いちのせ剛選挙」に向けた取り組みなどがそれぞれに報告され、これらの選挙戦で圧倒的に勝ち抜き仲間を増やすことが参院選・かい正康選挙への大きなステップになると全体で確認した。
 参院選については、「前回の岡崎選挙の『倍化作戦』(得票数、得票率)で臨む」(大阪)、「社民党比例区候補のなかの1位をめざす」(京都)などの決意も表明された。