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北区でウクライナ写真展 玉本英子さんのギャラリートークも
憲法を生かす北区の会などの実行委員会が主催

2024/11/09
フリージャーナリストの玉本英子さんのギャラリートークも行われたウクライナ写真展=11月9日、神戸電鉄・鈴蘭台駅ビル内すずらん広場

 憲法を生かす北区の会が毎年行っている写真展。今年は「ウクライナ写真展」を11月8日〜12日、鈴蘭台のすずらん広場で開催した。兵庫県ユニセフ協会を通してフリージャーナリストの玉本英子さんとつながり、玉本さんが現地で撮影した41枚の写真を展示した。
 今回は写真展だけにとどまらず、9日には会場に玉本さんを招いてギャラリートークを行った。玉本さん持参のウクライナのハーブティと甘いお菓子、子どもの写真つきのポストカードを参加者に配り、和やかな雰囲気の中でギャラリートークが進んだ。会場に並べた30脚ほどの椅子はすべて埋まり、参加者は大型スクリーンに映し出された写真や動画を見ながら約1時間のお話に熱心に聞き入った。
 中でも印象に残ったのは、地下鉄駅を教室にして学んでいる子どもへのインタビューの内容だ。「戦争とはどんなもの」との玉本さんの質問に、「戦争はゲームではなく、本当に人が死ぬということ」、「今一番欲しいものは」の問いには、「空襲のない空」と子どもたちは答えていた。戦争中の日本と同じ状況が今のウクライナにあることを実感した。
 来場者は5日間を通して約500人を数え、カンパも3万円以上が集まった。皆さんのご協力に感謝し、来年の写真展に向けてまた準備を進めていきたいと思う。
(憲法を生かす北区の会・渡辺)