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第50回総選挙
自民大敗 自公過半数割れ 改憲勢力は3分の2以下に

2024/11/13
 10月15日公示、27日投開票で行われた第50回衆院選は、自民党派閥の裏金問題などへの有権者の怒りは大きく、自民党は大敗し、自公の与党は過半数(233)を大きく割り込む結果となった。裏金問題に関与し非公認になった議員を取り込んでも過半数には達せず、連立政権の枠組みさえ見通せない状況がつくられた。一方、自民党への怒りの受け皿となった立憲民主党や国民民主党は大幅に議席を増やした。投票率は53・84%だった。
 その他では、維新は大阪の19小選挙区では全勝したものの議席を減らし、共産党も議席を減らした。新社会党が比例区で支援した社民党は1議席は維持したが、得票率も下げ、議席増はならなかった。議席を増やしたのは、れいわ新選組と参政党で、日本保守党は新たに国会議席を獲得した。
 ただ、自民、公明、維新、国民、参政、保守を改憲勢力として括ってみても3分の2には達せず、手放しでは喜べないが、このままでは改憲発議はできない状況も生まれた。石破政権が維持できるかどうかも見通せないなかで、今後の政治動向は複雑にならざるをえないが、注目しなければならないのは「保守化」傾向を強める野田執行部が率いる立憲民主党の今後の政治的路線だ。安保・改憲問題に大きく関わる。

【推薦候補の結果】
1区 井坂信彦(立・前)91797票/当選
 


4区 今泉真緒(立・新)61722票/2位

5区 田村直也(立・新)59670票/2位

6区 桜井 周(立・前)79061票/当選



7区 岡田 悟(立・新)61007票/3位 比例で当選
 



8区 小村 潤(共・新) 26873票/3位

9区 橋下慧悟(立・新) 70738票/2位比例で当選
 



10区 隠樹圭子(立・新) 41435票/2位