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対話と信頼で新しい兵庫を
いなむら和美さん力強く訴え
異例の知事選がスタート

2024/10/31
出発式で訴えるいなむら和美さん=10月31日

 自身のパワハラ疑惑などの内部告発文書問題で全会一致で不信任決議が可決され、知事が失職するという異例の事態に伴う兵庫県知事選は10月31日告示され、17日間の選挙戦が始まった。今回の知事選の焦点は、何よりも前知事の問題で混乱し停滞した県政を立て直し、県民にとっては暮しやすい県政を、職員にとっては働きやすい環境を築くことができるかどうかだが、知事選には再選をはかる前職ら7人が立候補。新社会党兵庫県本部は、県政の立て直しのためにと多方面からの要請を受けて立候補を決断した前尼崎市長のいなむら和美さんを「勝手連」的に支援している。
 いなむら和美さんは「県政の混乱と停滞に終止符を」との強い思いから第一声を県庁前であげたあと、出発式は事務所近くの阪急三宮駅の北側で行った。出発式には党派を超えて国会議員、県会議員、市長らをはじめ、支持する団体の関係者や市民ら大勢の人たちが応援にかけつけ、応援の輪の広がりを示した。
 熱い応援エールを受け、いなむら和美さんは力強く決意と公約を訴えた。「今こそ、県政の混乱に終止符を打ち、皆さんと一緒に新しい兵庫をつくっていきたい。皆さんと共につくりたいのは、県民の声が届く風通しのよい県政、知恵を出し合い地域と共にある県政、そして財政を含めた抜本的な改革で、未来への責任を果たす県政だ。一緒に切り拓いていきたい」。