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第10回東灘憲法カフェ マイナ保険証問題を考える
憲法を生かす会とろっこう医療生協が共催

2024/09/28
「なくさないで!健康保険証」をテーマにした説明に熱心に聞き入る参加者たち=9月28日、神戸市東灘区

 憲法を生かす会・東灘とろっこう医療生活協同組合の共催による第10回東灘憲法カフェが9月28日、うはらハウス地域交流室で開かれた。
 テーマは、「なくさないで!健康保険証 マイナ保険証の問題点とは」。喫緊の問題で関心が高かったことから多くの参加があり、講師の山田誠一さん(元神戸市職員)からのマイナ保険証の問題点、今後の対応策の詳しい説明に熱心に耳を傾けた。保険証廃止の問題点とマイナンバー制度の危険性についてしっかり学ぶことができた。
 続いて医療生協職員のKさんから現場で日々起こっている問題事象を聞くことで理解がさらに深まった。Kさんは、この制度の複雑さや政府の現場への推進の押しつけとともに、デジタル体制の不備などが要因でトラブルが起こっているのに現場に責任を押しつけられていることに憤りを感じると話した。
 両氏から繰り返し言われていたことは、①現行保険証は来年の有効期限まで使えること、②マイナ保険証( 有効期限5年)を持っている人は、登録解除しないと資格確認証を申請できないこと、③現行保険証を残してほしいと国民の大半も、医療・介護現場も切望していること、④みんなで声をあげ、政府の情報に惑わされないようにしようということ、だった。
 カフェの参加者アンケート結果でも全員が現行保険証を残してほしいと切望していた。
(新原三恵子)