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秋の「平和を考えるつどい」 映画「沖縄スパイ戦史」を上映
平和憲法を守る高砂市民の会

2024/09/22
三上智恵監督の映画を観てあらためて沖縄での自衛隊増強問題などを考えた=9月22日、高砂市

 平和憲法を守る高砂市民の会の秋の催し「平和を考えるつどい」が9月22日、高砂市の福祉センターで開かれた。
 自民や立憲民主の代表選がかしましく報道され、その陰で「改憲」策動が不気味に進行し、さらに高砂の地では播磨臨海道路建設計画が強行されようとしている時節での催し。当日の午前には同会場でこの計画に反対する署名活動のキックオフ集会も持たれた。
 「つどい」では、沖縄を撮り続ける三上智恵監督の「標的の村」「戦場ぬ止み」「標的の島風かたか」に次ぐ4作目の「沖縄スパイ戦史」の上映が行われた。
このドキュメンタリー映画は、沖縄戦で島の少年たちが「護郷隊」の名で組織されたゲリラ兵として訓練され秘密戦を戦わされ、戦後70年以上語られることがなかった「裏の戦争」を暴いている。この映画は、まさに今、南西諸島で進められている自衛隊増強とミサイル基地配備、さらに日本軍の残滓をはらんだままの「自衛隊法」や「野外令」「特定秘密保護法」等の危険性へと深く斬り込んでいる。
 軍隊は決して住民を守らない。「自衛隊は基地を守り、国を守り、権力者を守るもの」で映画は終わる。  
(嶋谷)