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来春の兵庫たたかう仲間の集会成功へ
プレ集会開き元気に交流

2024/09/20
各地域ユニオンの分会のたたかいやストを構えて要求を実現した全港湾の仲間の報告が相次いだ「プレ集会」=9月20日、神戸市

 「2025兵庫たたかう仲間の集会の成功に向けて」と呼びかけたプレ集会が9月20日、約60人が参加して神戸市の中央区文化センターで開かれた。有志の労働組合や地区労などでつくる実行委員会が毎年、春闘期に開いてきた「兵庫たたかう仲間の集会」がコロナ禍による中断があり、昨年秋に復活。来年は再び春闘期での開催に戻るが、その集会の成功を誓い合うプレ集会だ。
 「みんなで集い、交流しよう」のテーマそのままに、たたかいの現場からの報告が続いた。
 最初は、テレビのニュース番組にも取り上げられた、ステーキ店を展開する三田屋の社員へのパワハラをめぐって損害賠償を求めて提訴したたたかいの報告。武庫川ユニオン三田屋分会から提訴した当事者本人が、罵倒や罰金徴収などが常態化したパワハラの実情とともに労働組合結成や裁判に至る経過などを怒りを込めて報告し、会場からは激励の大きな拍手が送られた。
 全港湾神戸支部本四海峡バス分会の仲間は、定年延長(60歳から65歳)と60歳以降の賃金2割カットの廃止という長年の要求を実現させたたたかいを報告。積み上げた交渉は今年決裂したが、93%のスト権投票のストを構えてたたかい、会社の譲歩を勝ち取ったたたかいの一部を朗読劇風に再現して報告した。
 ユニオンあしやからもポオトデリカトウカツ分会のパワハラ問題が報告された。
 このほか、神戸ワーカーズユニオン、JPネット、自治労臨職評からもたたかいや職場の状況の報告があり、「集まって、交流する」大切さを強調する集約で閉会した。