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保険証の廃止反対を訴え
憲法を生かす北区の会が街宣行動

2024/07/20
(写真)神戸電鉄・鈴蘭台駅前でマイクを通して健康保険証廃止反対を訴え=7月20日、神戸市北区

 憲法を生かす北区の会は、憲法9条と25条に因んで毎月9日と25日の前後に街頭宣伝行動に取り組んでいるが、7月20日、神戸電鉄・鈴蘭台駅前でスタンディング行動を行った。すでに炎天下の午前10時半から約1時間、政府が12月2日から強行しようとしている保険証の廃止反対を道行く人にマイクで訴えた。
 法ではマイナンバーカードの取得は任意である。だが、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせてマイナ保険証をつくらせ、現行の健康保険証を廃止してマイナ保険証に一本化するのはマイナンバーカード取得の強制に他ならない。この〝強権発動〞が今年12月2日から実施されようとしている。
 多額の税金を使った対策にもかかわらずマイナンバーカードの普及が思うように進まないなか、河野デジタル相が22年10月、唐突に現行保険証の廃止を表明、国民の間に困惑と混乱を広げながらマイナ保険証一本化への対策を強行してきた。今年5月から、政府はマイナ保険証のPRポスターを医療機関の窓口に掲示させ、利用者が増えた医療機関に対しては支援金を出し、6月にはその支援金の上限額を病院は40万円、診療所や薬局は20万円に倍増させた。また、薬剤師や事務職員約1万人をデジタル推進委員に任命し、マイナ保険証の利用登録を窓口で勧めさせている。
 強権ありきの保険証廃止に対して、同会は9月7日にもスタンディングを予定している。