新社会兵庫ナウ
水脈(2020年6月23日号)
2020/06/30
梅雨に入り、公園のアジサイも日ごとに色が変わっていく。車で走ると西北神の田んぼには水が張られ田植え時。冬から始まった自粛生活の長さを感じる▼世界中でコロナ感染者の数が増え続け、経験をしたことのない事態になっている。「緊急事態宣言」のなか、我が国ではマスク、マージャン、マイナンバーの政治のお粗末さが課題に。巷にマスクが出回るようになってようやく我が家にもアベノマスクが届いた。あまりに小さく、縫い直された「ベツノマスク」ワケ有り仕入れの「ナゾノマスク」など色々とワイドショーの話題となる。マスクの自給率がこんなに低いとは。せめて医療従事者の「N95マスク」の備蓄を急ぐべきだ▼コロナ禍、沖縄では7日に県議選の投開票があった。結果は辺野古新基地建設に反対する議員が過半数を超えたにも関わらず、12日から埋立土砂投入が再開され、政府はあくまで民意を無視し続ける。現地では抵抗運動が続いており、神戸でも「神戸市会に辺野古基地建設について意見書採択を求める署名」が提出時期を延期して続いている▼6月23日は沖縄慰霊の日。摩文仁の丘の平和の礎に刻まれた犠牲者に、現地に行けない私たちではあるが、戦争放棄を誓いたい。