トピックス

ガザに平和を!
神戸で170人が市民集会とデモ行進
市民デモHYOGOが主催

2024/06/30
(上)170人が参加して広島市立大学の田浪亜央江准教授の講演を聴いた=6月30日、神戸市中央区・婦人会館(下)集会後は「フリー、フリー、ガザ」などのコールでデモ行進=6月30日、神戸市中央区

 「イスラエルの残虐行為に目をつぶらず、即時停戦を求めて世界の人々と共に声をあげよう!」―と、「ガザに平和を!市民集会㏌兵庫」が6月30日、170人が参加して神戸市内で開かれた。
 市民デモHYOGOが主催したもので、広島市立大学の田浪亜央江准教授の講演が行われた。田浪さんは講演の中で、「パレスチナ問題がたんに2つの武装勢力が土地や宗教をめぐって争っているかのように見なすのはやめよう」と指摘するとともに、「イスラエルという強大な国家が、ある土地の住民に対して、民族を理由に植民地化し、その土地と財産を奪おうとしているもので、根本はその民族がいなくなる状況をつくるという『民族浄化』だ」と強調し、少人数からでも「ジェノサイドをやめろ」の声を上げ続けるよう呼びかけた。
 集会では、講演を受けて「命がこれ以上奪われないために、イスラエル政府に直ちに攻撃を止め、戦争を終結させるよう強く要求する」旨の申し入れを行うことが確認されたほか、土曜日に三宮のマルイ前で行っているスタンディング行動への参加が呼びかけられた。
 集会後のデモでは、ヘシャブを被ったムスリムの人たちをはじめ120人が参加し、「日本はイスラエルに加担するな!」、「フリー、フリー、ガザ」などとアピールして会場から元町商店街を通る行進を行った。
 (鍋島)