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非正規差別・国籍差別撤回のたたかいに学ぶ
総会とパート・フォーラムを開催
兵庫県パート・ユニオンネットワーク

2024/07/09
パート・フォーラムの記念講演では名古屋ふれあいユニオンのたたかいに学んだ=6月9日、神戸市

 自治労の非正規職員組合や地域ユニオン、地区労などでつくる兵庫県パート・ユニオンネットワークは6月9日、神戸市内で24年度定期総会とパート・フォーラムを開き、約50人が参加した。
 総会では冒頭、主催者を代表して塚原久雄代表委員が「3月のパートキャラバンで最賃引上げの行動に取り組んだが、24春闘での大手民間企業の賃上げを非正規労働者に波及させる取り組みが大切だ。どこでも最賃1500円の声を上げていこう」とあいさつ。
 活動方針では、今年10月5〜6日に大阪で行われる第36回コミニュティ・ユニオン全国交流集会への参加が強調された。
 総会後のパート・フォーラムでの記念講演は、「非正規差別・国籍差別撤回の闘いから学ぶ」をテーマに名古屋ふれあいユニオンの佐藤サユリ副委員長が行った。日系ブラジル人の佐藤さんは、自動車部品を製造する会社で外国人差別・非正規差別は絶対に許せないとユニオンに加入して立ち上がったブラジル人のたたかいを情熱的な語り口で報告した。同じ仕事なのに日本人正社員はボーナス100万円、外国籍の契約社員は同4万円の差別的な扱いに裁判闘争に立ち上がり、「5人のユニオン組合員により100人の正社員化を実現」するという、予想を超える勝利的和解をたたかい取ったのだ。佐藤副委員長は「外国人も日本人も同じ人間。仲間を作りましょう」と情熱をこめて力説した。
(菊地)