トピックス

核兵器廃絶などを訴え
今年も反核平和の火リレー

2024/06/03
広島・平和公園の平和の灯から採火した火をリレーの第1奏者のトーチに点火=6月3日、兵庫県庁玄関前

 広島・平和公園の平和の灯から採火した火のトーチを手に核兵器の廃絶などを訴えて県内を走りつなぐ「反核平和の火リレー」。兵庫では兵庫県青年女性平和友好祭実行委員会が主催し、今年で第38回を迎えたこのリレーの出発式が6月3日、兵庫県庁1号館前で開かれた。
 出発式であいさつした今村龍乃介実行委員長(自治労県本部青年女性部長)は、「今年は、たんに走るだけに終わらせず、なぜ走るのかと、〝リレーで走る〞ことの意義の確認と理解の拡大のために動画をつくった。リレー前の学習会ではいつものような講演形式ではなくクイズを通して話し合う機会を重視してきた」と語った。
 また、「これまでリレーとともに、非核自治体宣言をしていない自治体への申し入れを行ってきたが、今年、兵庫県を含む県内すべての自治体が非核自治体を宣言するに至った」と報告し、これまでの取り組みが実を結んだと喜んだ。
 出発式では、自治労、部落解放同盟、立憲民主党、社民党、新社会党の各県組織代表、県会議員有志、フォーラム平和・人権・環境・ひょうご、兵庫県(総務課)と多くの来賓から激励と連帯のエールがおくられた。新社会党兵庫県本部からは粟原富夫委員長があいさつした。
 その後、実行委員長から第1 走者のトーチに「平和の灯」が点火され、リレーが出発した。
 リレーは県内を一巡し、6月13日に神戸に帰ってくる。