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王子プールをなくさないで
1万5千筆目標に署名第3弾

2024/06/12
「王子公園・市民ミーティング」実行委員会の女性有志は毎週水曜日に水道筋商店街で署名行動(上)。一緒に行動する「プールちゃん」(下)

 「王子プールをなくさないで!」―。入場料も350円と安く、便利な場所にあって市民に人気のある王子公園内の神戸市立スポーツセンター・王子プールは、今年夏の営業を最後に、秋には解体工事が着手されようとしている。王子公園再整備計画実行の端緒となるもので、このプール解体の強行を止めようと、いま2つの市民団体が共同で「王子プールをなくさないで!」と訴える署名を呼びかけ、行動に取り組んでいる。
 そのうちの1つの市民団体「『王子公園・市民ミーティング』実行委員会」は、現局面での集中課題として署名行動では第3弾となる今回の行動を5月5日、こどもの日の王子動物園前の行動からスタートさせた。
 朝からたくさんの親子が訪れ、県外からの来園者も多い。プールがなくなることも、動物園内の遊園地がなくなることも、まだまだ知らない人が多い。メンバーは「王子プールを残して」とプリントされたカラフルなTシャツを着て行動に取り組んだ。この日は1時間で163筆を集約。
 また、5月25日は王子公園近隣の4つの小学校の運動会があり、それぞれの終了後に署名を呼びかけ合わせて421筆が集まった。
 さらに、毎週水曜日には女性たちが呼びかける署名行動が取り組まれている。買い物客の多い水道筋商店街の中、「プールちゃん」たちも立って一緒にアピール。「王子プールをなくさないで」の声に立ち止まる人や戻ってくる人も少なくない。分かりやすい訴えに1時間で100筆を超える署名が集まる。
 同実行委員会は、6月は「サンデー行動」として全ての日曜日の15時〜16時、王子動物園前で署名行動に取り組み、七夕には特別アクションを行う。  
(小林、上野)