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活発な活動の報告と交流
アイ女性会議ひょうごが大会

2024/05/19
神戸市灘区や長田区、明石市など地域での活動が活発に報告された=5月19日、神戸市

 アイ女性会議ひょうごは5月19日、第63回定期大会を神戸市内で開き、会員が県内の各地域で取り組んでいる活動の報告と交流を行った。
灘区では2年半にわたって王子公園の神戸市の再整備計画反対の取り組みが続き、当面の集中課題として、多くの市民に親しまれてきた「王子プールをなくさないで!」の署名活動に取り組んでいる。
 長田区でも、安らぎの場だったJR新長田駅の駅前広場をなくしてバスロータリーにする神戸市の一方的な再開発の動きに反対の声を上げている。また、毎月「STOP戦争への道」をスローガンに元町で取り組んできた街頭行動に加えて、長田区では会員の怒りを出発点にチラシを作製し支部独自の行動も続けている。
 明石では、遠い沖縄などの問題とされてきたPFAS問題を地元の課題として血液検査などで健康被害の実情をつかむ活動に会員が参加している。
会員交流の中では、介護のしんどさを会員同士のつながりで支え合えていることや孫たちの様子から浮かび上がる学校教育の現状なども出された。
 こうした課題を若い世代の女性たちともつながりながら取り組んでいくための一つのツールとなるのが、年4回350〜400部発行している県本部の機関誌「ウーマンズカレント」。この機関誌の活用で活動をさらに一歩広げていこうと確認した。
 大会は、「新たな戦前」への動きが続く中、女性を「産む性」として貶める言質、家父長制への強い固執、女性の生き方を縛るこうした壁を打ち破っていこうとの大会宣言を採択して次年の躍進を誓い合った。
 (丸山)