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ひょうご碑物語78
小田実記念碑(芦屋市潮見町)
2024/06/12
桁外れの行動力で文筆活動と平和運動に取り組んだ小田実さんを偲ぶモニュメントと文学碑が芦屋川の河口近くに建っている
作家の小田実さんを偲ぶモニュメントと文学碑が芦屋川河口近くの高齢者福祉施設「あしや喜楽苑」の敷地内に建っている。碑は、世界的視野で作家活動と平和運動に桁外れの行動力を発揮した小田実さんを偲んで、2016年7月に妻で水墨画家の玄順恵さんらによって建立された。
「人」の字をモチーフにしたモニュメントには、小さな人間ひとりひとりの力の強さとその結集を信じ、平等で自由な人間らしい社会を希求する小田さんの口癖だった「古今東西 人間みなチョボチョボや」の自筆の文字が刻まれている。
文学碑には、ベストセラーになった世界旅行記『何でも見てやろう』(1961年)をはじめ、『HIROSHIMA』、『ひとりでもやるひとりでもやめる』、『難死の思想』などの著作の紹介と共に、「ベトナムに平和を市民連合」(べ平連)の代表として反戦運動の先頭に立ったことや脱走米兵支援活動に奔走したこと。さらに、自らも西宮の自宅で被災した阪神・淡路大震災後の「市民=議員立法」運動や「被災者生活再建支援法」実現に力を尽くしたことなどが紹介されている。
(鍋島)
【メモ】阪神芦屋駅から南へ徒歩15分。芦屋川河口の東側。
※アイコンクリックでデータをご覧ください。
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作家の小田実さんを偲ぶモニュメントと文学碑が芦屋川河口近くの高齢者福祉施設「あしや喜楽苑」の敷地内に建っている。碑は、世界的視野で作家活動と平和運動に桁外れの行動力を発揮した小田実さんを偲んで、2016年7月に妻で水墨画家の玄順恵さんらによって建立された。
「人」の字をモチーフにしたモニュメントには、小さな人間ひとりひとりの力の強さとその結集を信じ、平等で自由な人間らしい社会を希求する小田さんの口癖だった「古今東西 人間みなチョボチョボや」の自筆の文字が刻まれている。
文学碑には、ベストセラーになった世界旅行記『何でも見てやろう』(1961年)をはじめ、『HIROSHIMA』、『ひとりでもやるひとりでもやめる』、『難死の思想』などの著作の紹介と共に、「ベトナムに平和を市民連合」(べ平連)の代表として反戦運動の先頭に立ったことや脱走米兵支援活動に奔走したこと。さらに、自らも西宮の自宅で被災した阪神・淡路大震災後の「市民=議員立法」運動や「被災者生活再建支援法」実現に力を尽くしたことなどが紹介されている。