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講演や提言受けて交流
市民デモHYOGOが「春の交流会」

2024/04/28
【写真説明】木戸衛一さん(前大阪大学教授)、吉本弘子さん(元寝屋川市議)らから問題提起を受けた交流会=4月28日、神戸市中央区

 市民デモHYOGOは4月28日、神戸市内で「春の交流会」を開いた。昨年夏の交流会からの8か月余りの間の活動を振り返り、今後の取り組みを話し合う実質的な総会と、参加団体・個人の交流会を兼ねた集まりで、約50人が参加した。
 交流会では、最初にこの間の運動の経過の報告を受けた後、まず木戸衛一さん(前大阪大学教授)が「ヨーロッパ=ドイツ政治の現状と対抗運動」のテーマで講演した。木戸さんはドイツの政治の現状に触れ、過去への反省から戦後ドイツ政治は道義性・倫理性を保ってきたが今はそれが崩れ始めていると指摘。そのことを示すものとして極右勢力の増長やイスラエルへの支持、武器輸出によるジェノサイトへの直接的共犯などが歴史を踏まえて詳しく説明され、この流れを変えるには世界的な反ミニタリズム・コンセンサスの再構築が必要だと述べた。
 続いて吉本弘子さん(元寝屋川市会議員)が「今、女性こそ政治に立ち上がろう!」のテーマで問題提起、女性がもっと政治に進出すれば世の中が変わると訴えた。
最後に、市民デモHYOGOの学習会班の畑中智さんから「運動の輪を広げるために」として、3年にわたる学習会活動とそのアンケート集約結果の報告を踏まえた提言を受けた。提言は、市民デモHYOGOの現状を打破して今後を切り開くものであり、市民デモHYOGOに参加している全メンバーで検討してほしいとの要望があった。
 アピールタイムでは7人から意見や提案が出され、今後、世話人会で検討していくことが確認された。
(中村)