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おんなの目(2024年3月27日号)
素敵なメッセージ
2024/03/27
毎月の街頭行動がある。三宮で実施されている市民デモHYOGOの行動や関電前の行動は、時たま参加させてもらうが、なかなか毎回とはいかない。私が参加するのはアイ女性会議ひょうごの平和行動と慰安婦問題を考える会の水曜行動と垂水地区で続けている神戸ワーカーズユニオン垂水支部の早朝宣伝行動だ。この1カ月、行動中に右翼(?)っぽい「おっさん」から絡まれるということが続いた。3回ともである。
女性会議の行動は、毎月元町駅南で10人ぐらい。手作りのビラは、どうしたら取ってもらえるか、どう書いたら読んでもらえるかと写真や表、イラストがいっぱいの力作だ。横断幕には「軍拡NO!万博NO!」。行き交う若い人たちにはほとんどビラは取ってもらえないが、ここへ60代とおぼしき「おっさん」が寄って来た。「あんたらホンマに軍備なしでええと思とんか?」「日本が戦争したおかげでインドネシアもフィリピンも独立できたんや」「若者にウソ教えるのやめてくれ」と絡む。議論したいようだが、自分の主張しか言わない。
水曜行動の方は、ソウルの日本大使館前で続けられている元「慰安婦」女性たちの行動に連帯して行うもので、こちらの横断幕には「日本軍性奴隷被害女性に正義と尊厳の回復を!」とある。これを見た通りがかりの「おっさん」が、「お前らチョーセンか」「日本から出て行け」と怒鳴ってきた。たまたま通りがかった在日の高校生たちが聞きつけて、挑発する「おっさん」に殴りかからんばかりに腹を立てた。中に入って必死に止めて暴力沙汰にはならなかったが、警察官が複数やってくる騒ぎになった。
そして、これらに比べてうんと「穏健(?)」なユニオンの労働相談ビラまきだったが、やはり60代ぐらいの「おっさん」が、「通行人の邪魔になってるからやめろ」と言ってきた。
今、声を上げることに不寛容な、体制維持派、左派嫌い系、歴史修正主義者などが台頭してきているのではないかと感じる。世論調査では自民党の支持率は10%台だが、テレビで4月28日の補選を前にして「なぜ自民党を支持するのか」と問われた島根県の「おっさん」は、「まあ、習慣やね」と答えていた。派閥の裏金問題や自民党青年部の破廉恥懇親会などを知らないわけではないだろうに。この思考停止が今の社会を支えているのだと思った。
暗澹たる気分になっているところへ、素敵なメッセージを転送してもらった。
「動かない人たちに動く姿を見せ続けることも大きな意味があると、長年抵抗の現場に来る人達と向き合いながら、私は思う。誰もみな心の中に大事なコップを持っている。たくさんの矛盾を見て、我慢をして、やり過しながらも心のコップがいっぱいになってあふれ出す瞬間にその人は動き出すのだと思う。その時に、ずっと現場を繋いできてくれた人たちの存在や蓄積が大事な財産だということに気付くのだ。」
3月10日、うるま市にミサイル関連装備品が搬入され、その抗議行動に寄せた三上智恵監督の言葉である。
(門永三枝子)
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女性会議の行動は、毎月元町駅南で10人ぐらい。手作りのビラは、どうしたら取ってもらえるか、どう書いたら読んでもらえるかと写真や表、イラストがいっぱいの力作だ。横断幕には「軍拡NO!万博NO!」。行き交う若い人たちにはほとんどビラは取ってもらえないが、ここへ60代とおぼしき「おっさん」が寄って来た。「あんたらホンマに軍備なしでええと思とんか?」「日本が戦争したおかげでインドネシアもフィリピンも独立できたんや」「若者にウソ教えるのやめてくれ」と絡む。議論したいようだが、自分の主張しか言わない。
水曜行動の方は、ソウルの日本大使館前で続けられている元「慰安婦」女性たちの行動に連帯して行うもので、こちらの横断幕には「日本軍性奴隷被害女性に正義と尊厳の回復を!」とある。これを見た通りがかりの「おっさん」が、「お前らチョーセンか」「日本から出て行け」と怒鳴ってきた。たまたま通りがかった在日の高校生たちが聞きつけて、挑発する「おっさん」に殴りかからんばかりに腹を立てた。中に入って必死に止めて暴力沙汰にはならなかったが、警察官が複数やってくる騒ぎになった。
そして、これらに比べてうんと「穏健(?)」なユニオンの労働相談ビラまきだったが、やはり60代ぐらいの「おっさん」が、「通行人の邪魔になってるからやめろ」と言ってきた。
今、声を上げることに不寛容な、体制維持派、左派嫌い系、歴史修正主義者などが台頭してきているのではないかと感じる。世論調査では自民党の支持率は10%台だが、テレビで4月28日の補選を前にして「なぜ自民党を支持するのか」と問われた島根県の「おっさん」は、「まあ、習慣やね」と答えていた。派閥の裏金問題や自民党青年部の破廉恥懇親会などを知らないわけではないだろうに。この思考停止が今の社会を支えているのだと思った。
暗澹たる気分になっているところへ、素敵なメッセージを転送してもらった。
「動かない人たちに動く姿を見せ続けることも大きな意味があると、長年抵抗の現場に来る人達と向き合いながら、私は思う。誰もみな心の中に大事なコップを持っている。たくさんの矛盾を見て、我慢をして、やり過しながらも心のコップがいっぱいになってあふれ出す瞬間にその人は動き出すのだと思う。その時に、ずっと現場を繋いできてくれた人たちの存在や蓄積が大事な財産だということに気付くのだ。」
3月10日、うるま市にミサイル関連装備品が搬入され、その抗議行動に寄せた三上智恵監督の言葉である。